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Jillian Ryan

By Jillian Ryan

Senior Director, Content Strategy at Brightcove

デジタルマインドセット:データ、アルゴリズム、AIの時代における成功

Tech Talk

Tsedal Neeley on PLAY S1

デジタル革命は、私たちを取り巻く環境を変え続けています。職場、業界、同僚とのつながりや交流の仕方は、私たちが想像もしなかった形で変化しています。

Harvard Business Schoolの教員であるTsedal Neeley氏は、Brightcove’s PLAY Season 1に出演し、このすべての変化に関する独自の洞察を示すとともに、デジタルマインドセットを取り入れることが成功の鍵であることを説明しました。

Neeley氏は、『Remote Work Revolution: Succeeding from Anywhere』の著者であり、『The Digital Mindset, What It Really Takes to Thrive in the Age of Data, Algorithms, and AI』の共著者です。

デジタルマインドセットとは

「デジタルマインドセットとは、未来の新たな可能性を考えるためには、データ、テクノロジー、アルゴリズムを連携させなければならないという、私たちの姿勢や行動のことです」と、Neeley氏は説明します。さらに、「デジタル」と言うとき、本当は「データ、テクノロジー、アルゴリズムが交わる場所」と捉えるべきであると付け加えます。

これらの分野におけるイノベーションが指数関数的に変化を生み出しており、それが私たちのデジタルマインドセットに刺激を与え、これまで以上に多くの可能性を見出すことを可能にしています。そして、さらに素晴らしいことがあります。専門家でなくても、これらのイノベーションを十分に活用し、顧客にサービスを提供して企業を成長させることができるのです。

30%ルール

「30%ルールは、実は私たちの発見の中で最も解放的なものの1つです」とNeeley氏は言います。「なぜなら、私たちが専門家である必要がないからです。デジタル環境で活動するための最低基準として、データサイエンティストやコンピュータサイエンティストになる必要はないのです。必要なのは、30%の習熟度だけです」。

そこで、デジタルマインドセットをさらに発展させるためには、次の3つの主要な分野について基本的な理解を持つことが重要となります。

コラボレーション

COVID-19以前の世界とは異なり、私たちは同僚が廊下のすぐ先にいたり、次のフライトに乗ればオフィスで会えるというようなことは期待できません。このような1対1の対面の接触がないことが問題に感じられることもあります。

しかし、Neeley氏は違う見方をしています。「幸いなことに、これはよく知られていて、十分に開発されている分野です。そして、適切なデジタルツールを選択し、適切な方法で従業員を巻き込めば、実際には大きな成功を収めることができるのです」

人間との対話に加えて、AIチャットボットなどのマシンとのコラボレーションも盛んになってきています。ここでもNeeley氏は、基本を理解することが成功につながると強調しています。

「マシンを人間のように扱ったり、さまざまなニュアンスや形式的なあいさつなどを加えようとしたりすると、スピードが落ちてしまいます。マシンへの指示や関わり方において、正確かつ限定的であることの意味を理解することが本当に重要です」

コンピュテーション

データについて考えることはどの程度必要でしょうか。コーディングの方法を学ぶ必要があるのでしょうか。

「コーディングや技術的なスキルのバックグラウンドがない場合は、Pythonの短期コースでも役に立ちます」と、Neeley氏は述べます。「正しい質問をして、正しい判断をするために重要なリテラシーを得ることができます」。

さらに、社会にデジタルネイティブが増えている今、この熟達した世代と容易に協力し、アルゴリズムやデータ、AIをより深く理解したうえで、前進することができます。

データの複雑さに逃げ腰になるのではなく、データに対してよりオープンな考え方を持つことで、私たちが直面する多くの課題に対して、より良い、よりクリエイティブな解決への道を開くことができます。

これは、テクノロジーに固有の偏見をなくすことから、データの盗難やセキュリティ問題を回避するための基本的な手順を強調することまで、デジタル世界全体に当てはまります。

変化

Tsedal Neeley氏は単刀直入に、「変化を私たち全員のコアコンピテンシーとする必要があります」と言います。彼女が力を入れているデジタルマインドセットの育成には、私たちが常に知性を働かせる、つまり思考、挑戦、創造、そして何よりも実験が必要であることが示されています。

「実験という考え方は、物事を試し、学び、成長すること、そしてこれをすべての部門に組み込むという考え方でもあります」とNeeley氏は言います。「この考え方がすべての部署、すべての領域に存在する必要があります」

実際、最近の調査によると、デジタル実験の健全な文化を作り出している組織は、世界のGDPの少なくとも8倍の速さで成長していることが示唆されています。そしてやはり、これを可能にしているのはデジタルマインドセットであり、可能性を生み出し、障害を取り除くことで、最も優れた最善のアイデアが最上位にくるようになるのです。

デジタルマインドセットの未来

Tsedal Neeley氏は、次のように簡潔にまとめます。「マシンが人間に取って代わるのだろうかとよく聞かれます。私の結論は、マシンが私たちに取って代わることはない、というものです。デジタルマインドセットを持つ人間が、デジタルマインドセットを持たない人間に取って代わるのです」。

デジタル革命が進化し続ける中、Brightcoveは最高レベルのストリーミング技術でお客様のデジタル戦略を推進し、お客様のマインドセットを拡大しながら成功へと導きます。


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