導入事例

Young Hollywood、Brightcove の利用で 1 か月の動画再生回数 1 億 5,000 万回を達成

Young Hollywood、Brightcove の利用で 1 か月の動画再生回数 1 億 5,000 万回を達成
Brightcove を通して、その動画を、何人がどれくらいの時間視聴したかを正確に知ることができるようになりました。
R.J. WilliamsCEO

視聴者体験を改善しながらストレージとCDN配信量を節約できる、ブライトコーブの Context Aware Encoding

セレブリティを中心に取り上げるデジタル メディアの制作・配信大手である Young Hollywood は、ミレニアル世代と Z 世代のオーディエンスに欠かすことのできないエンタメソースとしての地位を不動のものにしています。同社の 5,000 時間近くに及ぶ独自番組のコレクションは、毎月、130 を上回る国や地域の 1 億 5,000 万人を超える視聴者に届けられています。

2007年に登場して以来、同社のデジタル動画エコシステムのすべて、特にその動画プラットフォームと付随する API は、ブライトコーブのテクノロジーに支えられてきました。Young Holywood は自社コンテンツを Brightcove プレイヤーを利用してストリーミングし、MRSS フィードを経由してパートナーにシンジケートしています。また、Young Hollywood はブライトコーブの解析機能を活用して、動画のパフォーマンス データを非常に細かいレベルまで検討し、リーチをどの程度まで拡大したか、あるいは世界中の視聴者のエンゲージメントをどの程度高めたかを追跡しています。

2017 年 12 月、Young Hollywood は Brightcove Video Cloud の追加機能を 2 つ導入しました。 Dynamic Delivery と Context Aware Encoding (CAE)です。これら 2 つの機能を取り入れたことで、Young Hollywood は、ストレージと動画事業のコストを削減しながらCDN配信量をより効率的に使用できるようになりました。最も重要なことは、ブライトコーブが提供するこれらのテクノロジーは、Young Hollywood が多数の視聴者のエンドユーザー体験を高いレベルに維持するのに役立ったということです。使用開始からの数週間で、社名を冠した Young Hollywood ではストレージコストを 20%、伝送コストを 17% 節約しており、また同社 OTT チャンネルである Young Hollywood TV ではストレージで 23%、伝送コストで 35% を節約しました。

Young Hollywood が築く、堅牢な配信ネットワーク

Young Hollywood は、傘下に 10 の異なるメディア ブランドを持っています。Young HollywoodYounger HollywoodBeyond the AthleteFood FeedThe Code WordThe FanGirl LifeInside the LookAmpd UpThe Social Stream そして、OTT チャンネルである Young Hollywood TV です。同社傘下のメディアの動画コンテンツはすべてオリジナル、社内制作で、中傷的なゴシップは一切含まれていません。CEO の R.J. Williams 氏は、このことで動画の共有しやすさが高まり、視聴回数と視聴者のエンゲージメントを増加させていると言います。セレブを中心としたコンテンツの中には、センセーショナルなうわさ話を扱うものもありますが、Young Hollywood ではポジティブなストーリーを制作することのみに力を注いでいます。レディー・ガガのようなセレブたちは、自分の配信チャンネルや Web サイトで同社のコンテンツをシェアします。自分のファンに見てほしいタイプのコンテンツだからです。信頼できる、対象に敬意を払うメディア ソースとして自社を位置付け、有名タレントとの強い関係を作り上げることで、Young Hollywood は、非常に可視性の高い配信ネットワークを築き上げたのです。

「セレブたちが本当に誇りを持てるコンテンツがカギです。こういったコンテンツは、当社にとって大きな助けになります。なぜなら、セレブたち自身がコンテンツをシェアしてくれるからです」と Williams 氏は言います。「ソーシャル メディアでシェアされることが、今ではますます増えています。セレブたちは毎日のように、当社のことをツイートしたり、Instagram のストーリーに加えたり、Facebook のファンページにアップしたりしています。」

同社傘下のブランドは、それぞれが特定の年齢層と人口特性を垂直的にターゲティングするように厳選されています。そのため、Young Hollywood は消費者のリテンション、つまり視聴者の「離れにくさ」を確かなものにしているのです。Williams 氏は次のように説明します。

「私たちは対象とする視聴者を拡大してきました。期待しているのは Younger Hollywood の視聴者が Young Hollywood へと移行して、さらに Beyond the Athlete や Inside the Look を視聴するようになることです。ひとつのブランドの視聴者が、今興味があることや新たに興味を抱いたことに合わせて、別のブランドへと移っていくことになるでしょう。」

Brightcove API を利用して動画コンテンツをシンジケート

Young Hollywood では動画の配信パートナーへのシンジケートも行っており、そのためにブライトコーブの CMS API を用いた MRSS フィードを利用しています。現在のところは、Vewd(旧 Opera TV)や XUMO TV など、いくつかのプラットフォームに OTT 動画コンテンツを シンジケートしています。Young Hollywood のポスト プロダクションを監督している Barry Cohen 氏が、詳しいことを教えてくれました。

「まず特定の配信ターゲットを設定できる、カスタム化されたセキュア フィードを作成します。これはプライベートのセキュアなフィードです。ですから、例えばアルゼンチンにいる視聴者に配信する場合、その視聴者専用のフィードを立ち上げるわけですが、これはセキュアでプライベートで、しかも管理されたものになります。配信先は、必要な配信アセットを受け取ることができます。同時に、私たちはそれを再生させるか、させないかをコントロールすることができます。」

動画コンテンツをシンジケートすることにより、自社保有でも運営でもない局を通して視聴者にコンテンツを提供し、Young Hollywood はブランドの拡大と知名度の向上、さらに視聴者の増加を進めているのです。

「実際にこのシンジケーション フィードを開始してから、すでに数か月がたっていますが、非常にうまくいっています」と話すのは、Young Hollywood のシステム運用ディレクター、David Bell 氏です。「当社で制作した動画を他のチャンネルで配信するチャンスになりました。将来的には、今までとは異なる地理的地域へ進出するきっかけにもなるかもしれません。」

ブランドごとにターゲティングした広告在庫が CPM の増加を後押し

Young Hollywood は、独自のニッチなメディア ブランドのコレクションとその視聴者を活かして、広告在庫全体の価値を大幅にアップさせています。ブランドや人口特性ごとに個別のプライベート マーケット プレイス(PMP)を管理し、それぞれのブランドに限定して異なる広告主と提携しています。こうして Young Hollywood は、広告パートナーのコンテンツが消費者から良い反応を得られるように、カスタム化された広告在庫を作成できます。

「広告するブランドと、そのブランドが誰にリーチしようとしているかを、注意深く観察します」と Williams 氏。「それから、そのブランドにとって最も意味のあるオーディエンスにリーチできるプラットフォームに割り当てます。」

より多くのエディトリアル コンテンツを追加し続け、リーチと視聴者の幅を広げていくことで、Young Hollywood の PMP は最高品質の広告在庫を争って求める一流の広告主を惹きつけています。同社の熱心な消費者と価値の高い広告スペースのコレクションを組み合わせることで、Young Hollywood は CPM 価格を引き上げることができます。

Brightcove Analytics が広告収入増を後押し

Brightcoveの統合的な分析機能が、Young Hollywoodの広告収益化戦略の成功に重要な役割を果たしています。アナリティクスは、動画の効果の結果を下すのに重要なデータを提供するだけでなく、同社のプロダクションスタッフに、サードパーティとプラットフォームが統合されたパフォーマンスデータを提供します。Young HollywoodはBrightcoveの分析ツールを使用することで、時間とコストを節約し、サードパーティのアナリティクスサービスを購入する必要がなくなりました。したがって、同社はあらゆるブランドと配信ポイントで詳細なエンゲージメントを取得できるようになりました。「Brightcoveを使用することで、どれくらいの人が、どれくらいの時間動画を視聴したかを正確に知ることができるようになりました」とWilliams氏は言います。この分析結果は、NielsenやcomScoreから受け取ったものよりも優れています。第三者の調査機関の分析結果は実際の視聴者ではなく、特定ユーザーの発言に過ぎません。私たちのプログラムの成功を予測するものにはなりますが、一般論にとどまってしまいます。

CDN使用量を削減、将来的なコストダウンも

巨大な配信ネットワークと膨大な視聴者数を持つ Young Hollywood にとって、最高品質のコンテンツを最も効率的な方法で配信することは最優先課題です。同社は Context Aware Encoding を設定することで、再生品質を向上すると同時に社内のコスト削減を進めることができました。

Dynamic Delivery は、さまざまな品質レベルのメディア フォーマットをリアルタイム処理することで、ユーザーがメディアをより迅速に配信できるようにするテクノロジーです。コンテンツが要求されたタイミングで、コンテンツを要求しているそれぞれのデバイスに適切なフォーマットでファイルをパッケージングするため、事前に複数のビットレートやストリーミング フォーマット、DRM を作成して保存しておく必要がなくなります。Context Aware Encoding(CAE)は、マシンラーニングを活用し、配信コンテキストに基づいたエンコーディング設定を動画ごとに最適化するテクノロジーです。CAE は、画質を犠牲にすることなく動画配信にかかるストレージと配信コストを削減できることが実証されています。

Young Hollywood では、このテクノロジーをまず Young Hollywood とYoung Hollywood TV という 2 つのブランドに取り入れました。CAE を使用し始めてすぐ、両ブランドの配信コストは最大 35%、ストレージのコストは最大 23% 減少しました。Williams 氏は「このようなプラットフォーム レベルでのイノベーションのおかげで、Young Hollywood と Young Hollywood TV を通したコンテンツのこれまでの視聴パターンに基づき、エンドユーザーの視聴体験で妥協せずに、より効率的に配信容量を使用する方法を予測することができるようになりました」と話しています。