導入事例

期間合計300万人超が視聴した「センバツLIVE!」 Brightcove Live/SSAIでスムーズな運用を実現

期間合計300万人超が視聴した「センバツLIVE!」 Brightcove Live/SSAIでスムーズな運用を実現
ブライトコーブは、動画配信プラットフォームとSSAIをどちらも自社製品として提供し てくれています。両者がシームレスに連携しており、万一問題が発生しても対応がしやすいだろうと考えました。
吉田 浩二 氏株式会社毎日放送 コンテンツビジネス局IT ビジネス部長

最大同時接続数10万超えのライブ中継

センバツ高校野球大会で躍動する高校球児の姿をインターネットライブ中継で伝える「センバツLIVE!」が人気を博している。1999年にMBSが始めたインターネットライブ中継の試みは、ブロードバンド化の流れも合わさって飛躍的に伸び、2016年に毎日新聞社との共同運営へと移行。3年目を迎えた2018年には、最大同時接続数10万、のべ視聴者数がライブとビデオ・オン・デマンド(VOD)を合わせて、期間合計で300万人以上が視聴した国内トップクラスのネットライブ中継へと育った。

この規模のユーザー数に安定したライブ中継を行うためには、大規模なアクセスでも安定して配信に対応できるシステムが必要になる。さらに、イニングの合間には、スムーズに広告を配信し、ユーザーの視聴体験を損なわない映像品質が求められた。毎日新聞社 デジタルメディア局 ディレクター 石川 直人氏は、「センバツを多くの人に試聴していただくために全てのコンテンツを無料で提供しています。動画広告は、無料のライブ中継を支えるために必要ですが、コンテンツの試聴体験を損なわないことが、ユーザーにとっても広告主にとっても重要な要素でした」と話す。

ライブ配信プラットフォームとシームレスに連携できるSSAI

それらを解決する仕組みが、SSAI(Server-Side Ad Insertion)だった。SSAIは、アドサーバから動的に広告を差し込み、切り替えのタイムラグなく、かつ広告ブロックを避けながら視聴者にまるでテレビと同じような視聴体験を提供する最新のテクノロジーだ。

毎日新聞社とMBSは、前年の2017年のセンバツで、初めてSSAIを採用した。しかし、当時はテクノロジーが成熟しておらず、動画コンテンツ配信とSSAIで別のソリューションを組み合わせて利用することになった。その結果、開幕の直前まで仕様が固まらないなどストレスの多いプロジェクト運営を経験。2018年に向けて早い段階でプロジェクトを仕切り直し、2017年の秋には、ライブ中継とSSAIに必要な機能が一気通貫で提供されているブライトコーブのソリューションを採用することを決めた。

コンテンツビジネス局ITビジネス部長 吉田 浩二氏は、「ブライトコーブは、動画配信プラットフォームとSSAIをどちらも自社製品として提供してくれています。両者がシームレスに連携しており、万一問題が発生しても対応がしやすいだろうと考えました」と話す。

すでに実績もあった。毎日新聞社とMBSは、Brightcove LiveとBrightcove SSAIを組み合わせて使った経験があったのだ。毎日新聞社は2017年の都市対抗野球大会、MBSはゴルフのダンロップフェニックストーナメントおよび全国高校ラグビー大会という、どちらも比較的規模の大きいスポーツ大会のライブ中継で採用し、成果を残していた。センバツLIVE!のような大規模で使うことは大きなチャレンジだったが、ブライトコーブのソリューションの実績は十分に信頼に足るものだった。

スポンサーも2017年から倍増し、10社を超えた。より効率的で安定的にクリエイティブを配信する必要性があったが、アドサーバーとの連携もスムーズに行われ、最大同時接続10万という高負荷の状況でも、問題なくSSAIによる広告の配信を完了させることができた。

サービスの信頼性と充実したサポート体制

開幕時など重要なタイミングでは、ブライトコーブのライブ中継監視サービスも利用した。スマートフォンやタブレット、PCなどさまざまなデバイスを並べてきちんと配信されているかどうかを確認する作業で、これをブライトコーブのエンジニアがリモートで監視してくれる。万一のトラブルの際には迅速に原因を特定し、対処してくれることもメリットだ。吉田氏は、「結果的に問題は起こらなかったのですが、安心感を提供してくれる優れたサービスだったと評価しています」と話す。

Brightcove Video Cloudの使い勝手も大きかった。センバツLIVE!では、ライブ中継だけでは なく、ハイライトや、試合ダイジェスト、試合まるごと動画などのVOD動画も数多く配信した。ライブ中継も、VOD動画も同じCMSで動画を一元的に管理することができたことで、運用コストも削減することができた。

石川氏は、「センバツLIVE!は、テレビ中継に匹敵するような多くの視聴者の皆様に楽しんでいただけるようなサービスになって来ました。“無料のネット中継だから多少の不具合があっても良い”という訳には行きませんし、ユーザーの数だけ重い責任を感じていました。今回、プロジェクトを極めてスムーズに進められたことに感謝しています」と話してくれた。