社内の動画配信を安定化!注目のソリューション「eCDN」(2/3)
Brightcove News
こんにちは、ブライトコーブ株式会社 Digital Marketing Territory Managerの大野です。
今回は引き続き、ramp社のソリューションである「Altitude CDN™」についてご紹介差し上げます。
前回の復習になるのですが、Video Cloudのようなクラウド型動画配信サービスを利用し社内へ動画を配信する場合、動画視聴者の数が動画ストリーム数となります。
そのため、例えば1ストリームあたり500kbps(1秒間に500kのデータ転送)の動画を100名で視聴する場合、50mbpsのデータ転送が必要となります。これはネットワーク管理者からすると、他のシステムに影響を与える可能性があり悩みの種ですが、ramp社のeCDNソリューションAltitude CDN™はこの問題を解決するソリューションです。
Altitude CDN™はMulticast+、OmniCache™、Altimeterという3つのソリューションで構成されております。
Multicast+はライブ配信を社内で利用されたい方々の問題を解決するeCDNソリューションとなり、その名の通りネットワーク環境がマルチキャスト環境である必要があります。
マルチキャストは1つのパケットで複数の端末へ通信が可能な為、ユニキャストに比べネットワーク不可が低く動画配信には適しているのですが、日本国内では残念ながらマルチキャストルーティングが実装されている例が少ないようです。ただ、もし貴社のネットワーク環境がマルチキャストである場合Multicast+の導入は極めて簡単です。
<Multicast+ 概要図>
Multicast+を社内の各PC端末(様々なOSに対応)にインストールし、Altimeterという管理ソフトでクラウド上にあるVideo Cloudの動画を受信する端末(Primary Sender)を設定します。これにより動画閲覧者(Receiver)は、Video CloudではなくPrimary Senderより動画を受信する準備が整った状態になります。
後は、Altimeterで配信予定の社内IPアドレスを設定することで、動画閲覧者(Receiver)側は社外ネットワークにアクセスすることなくPrimary Senderより動画を受信可能となります。結果、ネットワークに負荷をかけることなくLive配信が可能になるという仕組みです。
今回の投稿ではramp社のMulticast+について寄稿しました。
次回はramp社のもう一つのソリューションである「OmniCache™」について寄稿します。
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