これは【前回記事】(https://www.brightcove.com/ja/resources/blog/ecdn-introduction-1/「前回記事」)のおさらいですが、【ブライトコーブ】(https://www.brightcove.com/ja/products/player/「ブライトコーブ」)のようなクラウド型動画配信サービスを利用して動画を社内配信する場合、動画の視聴者数は動画ストリームの数となります。
例えば、ビットレート500kbps(毎秒500kのデータ転送)のビデオストリームを100人が視聴する場合、50mbpsのデータ転送が必要となります。これは、他のシステムに影響を与える可能性があるため、ネットワーク管理者にとっては問題ですが、ランプのeCDNソリューションであるAltitude CDN™は、この問題を解決するソリューションです。
Altitude CDN™は3つのソリューションで構成されています:Multicast+、OmniCache™、Altimeterです。
Multicast+は、社内でライブストリーミングを利用したい人が直面する問題を解決するeCDNソリューションで、その名の通りマルチキャスト環境が必要です。
マルチキャストは1つのパケットで複数の端末と通信でき、ユニキャストに比べてネットワーク障害率が低いため、映像配信に適しているが、残念ながら日本ではマルチキャストルーティングを導入している例は少ない。しかし、社内のネットワーク環境がマルチキャストであれば、Multicast+の導入は極めて容易である。
#マルチキャスト+概要図
社内の各 PC 端末(各種 OS に対応)に Multicast+ をインストールし、Altimeter 管理ソフトウェアを使用して、クラウドで Brightcove 動画を受信する端末(プライマリ センダ)を設定します。これにより、動画視聴者(受信者)は、ブライトコーブではなくプライマリ送信者から動画を受信するように準備します。
その後、配信に使用する内部IPアドレスをアルティメーターに設定することで、映像視聴者(レシーバー)は外部ネットワークにアクセスすることなく、プライマリセンダーからの映像を受信できるようになります。その結果、ネットワークに負担をかけずにライブ配信を行うことができる仕組みです。