2020年が試練に満ちた年であったことは間違いありません。しかし、どこに目を向けるべきかを知っている人々にとっては、それはチャンスでもありました。当社のバーチャル・パネル・ディスカッション「Bright Spots, Big Thoughts」には、そうした素晴らしい人々が集まりました:
- アドビのエクスペリエンシャル・マーケティング責任者、ベン・ラブナー氏
- ナタチャ・マクラウド、アトランタ交響楽団マーケティング・シニア・ディレクター
- エリス・スウォープス(写真家、ビジュアル・ストーリーテラー
意図せず、しかし意外にも、会話はほとんどバーチャル・イベントだけに集中するようになった。どうすれば素晴らしいイベントを開催できるか、どうすれば思いがけない機会を提供できるか、そしてなぜバーチャル・イベントはこれからも続くのか。
以下は、彼らのコメントである。そして、あなた自身のバーチャル・オファーについて考える際に、それをどのように活用できるかを紹介しよう。
バーチャル・イベントを素晴らしいものにするためには、(人とインターネットの)つながりが鍵になる
そう、動画はバーチャル・イベントのストリーミングを可能にする。しかし、動画はストーリーテリングをより深くすることも可能です。
パネリストたちは、ビデオを使って最大の成功を収めた:
- ブレイクアウト・ルームを通じて、対面式イベントで行われるような自発的なミーティングやサイド・カンバセーションを促進する。
- 講演者を知るための綿密なインタビューや、パフォーマンスを間近で見ることができる映像など、舞台裏に密着した限定コンテンツを提供し、参加者がその体験にどっぷり浸かっているように感じさせる。
- ライブQ&Aで講演者に質問したり、セッション中に他の参加者とチャットしたりする機会を設けることで、インタラクティブな体験を提供しましょう。
バーチャルにとどまらないイベント体験を継続させるために、ビデオ以外の方法で参加者とつながる瞬間を作る方法を試すことができます。パネリストが共有したアイデアをいくつか紹介しよう:
- イベントに先立って、参加者に気の利いた小包を送る。刺激的な本、お菓子やレシピ、ノート、休憩時間にリセットするための小さなアートプロジェクトなどを同封しましょう。
- 音楽のプレイリストを共有して、雰囲気を作りましょう。
- 参加者がより深く知りたいと思うようなトピックについて、予習用またはフォローアップ用の印刷物を送る。
ビデオ戦略に関しては、小さく始めて、そこから構築する。
パネリストの中には、2020年以前は動画は戦略のごく一部に過ぎなかったという人もいた。彼らは、動画をうまく活用することが今後非常に重要になるとわかっていたが、その機会に圧倒されていた。
彼らのアドバイス?手早く簡単にできる簡単な動画プロジェクトから始めましょう。やがて自信がついてきたら、提供する動画を増やしていきましょう。
- ソーシャルメディアで共有できる短い動画から始めて、エンゲージメントを高めよう。
- インタビューや舞台裏の映像、製品に関するストーリーテリングなど、より長編のビデオ・オンデマンド・コンテンツに拡大する。
- 初めてのバーチャル・イベントは、録画済みか "シミュ・ライブ "から始めよう。
- 本番の準備ができたら、1日がかりのイベントに踏み切る前に、1~2時間のパネルディスカッションを試してみよう。
視聴者をグローバルに拡大するチャンスをお見逃しなく
対面式イベントを主催する場合、場所、会場の大きさ、移動の制限、スケジュールなど、規模拡大の障害は否定できない。
当社のパネリストが初めて対面でのサービスをバーチャルに切り替えたとき、彼らの第一の目標は現在の顧客ベースを維持することでした。アトランタ交響楽団は、バーチャルに切り替えたことで、加入者ベースの99%を維持し、大成功を収めた。彼らは、アナリティクスを調べ、人々が他の州や他の国からも参加していることを知るまでは、新しい参加者を引き込むことなど考えてもみなかった。そこで彼らは、世界トップクラスの音楽を提供することで、その成長を拡大し、地域を超えてリーチできるように戦略を進化させました。その結果は?わずか数ヶ月で加入者が増えたのです。
幸せな偶然として始まったことが、戦略の転換につながった。
教訓は?バーチャルの世界では、視聴者の視聴習慣に細心の注意を払い、これまで以上にアナリティクスにアクセスすることができる。
「ハイブリッド」という言葉は、世界が変化し続ける2021年によく耳にするようになるだろう。もはや "バーチャルはここにとどまるのか?"という質問ではない。その答えは「イエス」だ。その代わりに問われているのは、「バーチャルと対面での体験を、意図的かつ魅力的な方法でどのように統合していくのか」ということだ。
ベン・レイバーの言葉を借りれば、"ビデオこそ未来がある場所 "なのだ。