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By Paul Casinelli

Director of Product Marketing, Digital Marketing at Brightcove

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2017 年を予測:新しい動画テクノロジーでインパクトを与える 5 つの方法

Marketing

これまで、ウェブでストリーミングされる動画が着々と増えていくのを見てきましたね。今年、動画はインターネット トラフィック全体の 69% を占めるまでになると予想されています。すでに膨大ですが、2017 年以降もその成長は続くでしょう。さて、動画ファンの私たちが 2017 年に気をつけておくべき、重要な動画トレンドは何でしょうか? 大きく変貌する動画に備えましょう。2017 年には、ソーシャル動画、インタラクティブ性、そしてスマート TV アプリが成長します。あなたの動画が注目を浴び、インパクトを与える絶好の 1 年になることでしょう。

予測 1:ソーシャルビデオの利用がオプションではなくなる

2016 年は、ソーシャルビデオの離陸の年でした。かつて動画を見られる場所だった Facebook は、皆が動画を見に来る場所になりました。自分の「Year In Review」を予想していた人はどれくらいいたでしょうか。そして Facebook と同様に、YouTube、Twitter、Snapchat などでの動画視聴も増加しました。ソーシャルビデオは人々に求められており、企業としては、素晴らしいソーシャルビデオ エクスペリエンスを創造したいところです。なぜなら、ソーシャルビデオを視聴したすべての消費者のうち、その動画に基づいて購入を決める人は 4 分の 3 近くにのぼるためです。また、そういった人々は、良いソーシャルビデオ エクスペリエンスを得るとその会社を周囲に薦める可能性が高く、嫌なソーシャルビデオ エクスペリエンスを得た場合にはその会社と関わることに反対する傾向にあるのです。企業のソーシャルビデオはブランド認知にインパクトを与えるものですから、上手く行うのが重要です。

予測 2:インタラクティブ レイヤーで、より豊かな動画エクスペリエンスを構築

ホームページに動画を置けば差別化になる時代は終わりました。2017 年、ソートリーダーたちはどのように自分のブランドや顧客エクスペリエンスの差別化を図るのでしょうか? インタラクティブな要素を動画に加えることで、ブランドが求める次のレベルのエンゲージメントが可能になります。さらに、インタラクティブ性は解析できるタッチポイントを増やします。誰が何を、動画のどのタイミングでクリックしたかをチェックすることで、オーディエンスとの関係性についてさらに深いインサイトを得るために、動画解析を利用できるのです。インタラクティブ性は、関連コンテンツへのリンクを埋め込んだり、リードをコンバージョンするためのコール トゥ アクションを加えたり、e コマース エクスペリエンスによって購入可能な動画を制作したりといった目的で利用することもできます。ターゲットとするオーディエンスに、より適切で魅力的なエクスペリエンスを提供できるのです。それは、人と動画とのインタラクションの未来――ウェブページのリンクがブランドのデジタル エクスペリエンスのさらに奥へと訪問者をいざなうのと同じように、動画と人とが関わるのです。

予測 3:ブランドは再びお茶の間へのアクセスを増加(そして、さらに追求)

動画はすでに持ち運び可能なものであり、ソーシャル ネットワークやメディア パブリッシャーのモバイル アプリ上で視聴するのが一般的です。これまでの 60 年間、動画の主な媒体はテレビでした。しかし Apple や Amazon、Android、Roku などの新しい TV 製品のおかげで、より大きな画面にこそふさわしい、心を奪うユニークなエクスペリエンスを提供して動画でリーチを広げるチャンスを、ブランドは手に入れました。10 年前、私たちはすべてのブランドがメディア パブリッシャーになるだろうと予測しました。TV アプリを通じてお茶の間へアクセスし、ブランド化した面白いコンテンツを配信してエンゲージメントを駆り立てるというのは、この予言の実現を見ているようです。Lowe's の革新的なエピソード TV シリーズ「The Weekender」や、国際的な美術品市場を探索する Sotheby’s の新アプリは、こうしたことを実行しているブランドの素晴らしいお手本です。TV 上で、新しい方法で動画エクスペリエンスを拡大する重要性とその評判は、今後もますます高まっていくと予想されます。

予測 4:企業がスタジオ同様に動画を制作

動画への投資に最大のリターンを得たいですか? それなら、人を雇って社内に制作チームを構築し、2017 年の総合動画戦略のパートナーになってもらいましょう。代理店へ頼めば、その料金はあっという間に積み上がり、しかも監督しなければなりません。私たちの予想通りに、2017 年に企業が動画を様々な用途に利用するならば、このような高い技術を持つ人が社内リソースとして存在することはより当たり前になるでしょう。彼らはその企業の従業員にしかできない形で、事業を、ブランドを、声を代表することになるでしょう。このクリエイティブな専門家たちが、マーケティングと事業開発チームのコアメンバーとして、これまで想定もしなかったような方法で動画を使ったイニシアチブを拡大するためのインサイトやチャンスをもたらすことになります。

予測 5:動画コミュニケーションが当たり前に

動画は、ニュースレターや電子メールよりも、もっと深く、もっと個人的なレベルでコミュニケーションすることができ、その深い解析によってメッセージごとの効果を測ることが可能です。企業は常に、そのターゲットとするオーディエンスによりエンゲージするような、新しいコミュニケーション手段を模索しています。2017 年にはどのように実現するか、いくつか挙げましょう。

  • 社内コミュニケーション:社内に向けた CEO のメッセージやカジュアルな週報、トレーニング動画をライブストリーミング

  • セールスの最適化:セールス担当者による動画ボイスメール、見込客を開拓するための電子メールや動画 RFP の返信にパーソナライズ化された動画を加える

  • 顧客サポート:顧客サポートからパーソナライズ化された説明/ハウツー動画を送信

見込客や顧客はもちろん、社内コミュニケーションにおける動画戦略は、個人的なつながりを構築するのと同時に重要なデータ インサイトの収集にもつながります。この実際的なデータを利用することで「この動画は気に入ってもらえるだろうか?」「この動画を見ているのは誰なのか?」「動画を見た後何をしたか?」「動画は成功だったか?」といった疑問に答えを出し、適切な反応をすることができます。

2016 年は動画の革新の1年でしたが、2017 年はこれらの進歩によって本当のインパクトを与えるチャンスです。今年は大きな変化の時になるでしょう。ソーシャル ネットワークは動画チャンネルになり、動画エクスペリエンスは行動を促し、TV はその重要性を再び取り戻し、その一方で動画は、事業全体にわたる旅を続けることになるのです。いうまでもありませんが、2017 年はチャンスにあふれており、市場がこれらのチャンスをどのように現実のものとするか、私たちはとても楽しみにしています。


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