パブリッシャーが陥りやすい、レベニューシェアの落とし穴

パブリッシャーが陥りやすい、レベニューシェアの落とし穴

デジタルビジネスの事業は印刷出版物の事業とはまったく異なる分野です。パブリッシャーがオンライン上の資産を収益化することを考えている場合、レベニューシェアは手っ取り早い解決策だと思われます。しかし、持続可能なオンラインビジネスの構築を考えると、レベニューシェアが最善の選択肢ではありません。
 

レベニューシェア=低労力、低リターン


デジタルパブリッシャーにとって、動画コンテンツの配信は視聴者の確保と収益化の手段としては重要な戦略です。 YouTube、DailyMotion、Vimeoは全て、Like(いいね)の数に応じたレベニューシェアを提供していますが、これらのサービスを利用することでビジネスにおけるの一定レベルの裁量を放棄していることをサイト運営者は認識しているでしょうか。これらのサービスはサイト運営者自身のプラットフォームや、パブリッシングテクノロジー、ポリシーを強化する機会を無くしてしまっているのです。

これらのプラットフォームの多くは、コンテンツオーナーに自分のコンテンツを販売する機会を提供しますが、この機会を利用するには痛みとリスクが伴うことを認識しなければなりません。たびたび必要となる課税への報告責任や、利用するプラットフォームに付随してくるCPMのコストなどのリスクです。
 

データは誰のものか?


コンテンツだけでなく、顧客情報が最も価値のある資産の1つであることを多くのパブリッシャーは理解し始めています。顧客情報はコンテンツ戦略、配信戦略、収益化戦略を推し進める原動力となります。より細かなデータにより、ターゲティングを強化しパーソナライズされた広告を出すことができ、CPMとパフォーマンスが向上します。 YouTube、DailyMotion、Vimeo、Verizonといったレベニューシェアモデルを持つ動画サービスを使用する場合、サイト運営者は貴重なユーザーデータをすべて引き渡すことになります。 ブライトコーブを使用すれば、顧客情報はパブリッシャーのみが保持し、各顧客のライフサイクルを分析することで収益化につなげることができます。
 

難しい差別化


大衆向けのレベニューシェアプラットフォーム(RSP)にとって、パブリッシャーは数ある企業の中の一社としてしか見ていません。RSPは多くの場合、利用者全体に利益をもたらすようなイノベーションにのみ投資することに焦点を当てているため、特定のパブリッシャーに向けたカスタムエクスペリエンスを提供する可能性は低いでしょう。一社のビジネスを進展させるために、RSPがロードマップを描くこともありません。つまり、パブリッシャーはRSPで他社との差別化を図ることができません。
それでは、パブリッシャーはどのように優位性を確保すればよいのでしょうか。

ブライトコーブは、お客様のビジネスを改善、収益化できる数々のプラットフォームとのインテグレーションを積極的に行っています。たとえば、サードパーティーのアドテク企業、レコメンデーションエンジン、インタラクティビティツール、分析プラットフォームとの統合を行っています。 ブライトコーブは、パブリッシャーが統合しやすいパートナーエコシステムを提供しています。

RSPは汎用的なツールであるため、動作は画一的です。そのためパブリッシャーが自社ブランドを他と差別化する機会は大きく損なわれます。差別化のためにUIの変更や、AliPayやWeChatPayのような特定の地域専用の決済代行システムの追加、LineやWeChatのような特定の地域向けのソーシャル要素を追加したりするにはコストが掛かる要求を上げなければなりません。
RSPの側からすると、このような機能を製品化することは、RSPの優先事項でも必要事項でもありません。採算が見合わなければ、RSPにとってUIの改善や新しい機能の追加は不必要なコストだからです。
 

成功しても掛かり続けるコスト
 

あなたが広告から収益を得るほど、RSPも収益を受け取ります。言い換えると、パブリッシャーは第三者へ収入を受け取る権限の一部を受け渡しているのです。 ブライトコーブでは、動画配信のボリュームが増加するに従って、1コンテンツ当たりの配信コスト(全ての収入に対するブライトコーブの費用)は下がります。広告収入に比例してコストが掛かるわけでも、一定の割合でコストが掛かるわけでもありません。レベニューシェアモデルでしばしば発生する大量の売れ残り在庫に頭を悩ませる必要もありません。

レベニューシェアモデルでは、RSPが提供する機能(主に彼ら独自のプラットフォームとの統合)の利用を制限させて、ロードマップへの影響を抑えようとすることがあります。パブリッシャーは、RSPは視聴者のインサイトを得られるようなサービスとのインテグレーションができない場合があることに注意する必要があります。
 

独自のブランドをつくる
 

賢く:広告費用がオンラインに移行すると、プレミアム動画はパブリッシャーの新しい収益源になります。つまり、デジタル化に取り組んでいるパブリッシャーは、収益を最大化するためにはプラットフォームを完全に管理する必要があります。

協力して:プレミアム動画コンテンツの広告費用が増加していることは間違いありません。しかし、この新しい分野への挑戦を恐れている時間はありません。成功を妨げたり、競合するようなパートナーではなく、共に成長できるパートナーを見つけましょう。

独自のブランドで:コン​​テンツは視聴者が求めるものであり、パブリッシャーは引き続き投資し続けなければなりません。コンテンツはパブリッシャーのブランドを強化できる環境で提供するべきであり、市場の要求に無関心なプラットフォームで提供するべきではありません。