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By Nathan Veer

Sr. Technical Product Marketing Manager at Brightcove

動画データを使って学習とナレッジ共有の社内文化を育てる

Marketing

コミュニケーションの唯一にして最大の問題は、コミュニケーションが達成されたという幻想だ

–ジョージ・バーナード・ショー

会社が成長するにつれて、社員の数は増えていきます。それに伴い、コミュニケーションもいっそう難しい問題になります。マーケターのあいだでは、ビジョンや文化、アイデア、学んだ教訓を会社全体に伝えるために、動画を使用するリーダーや特定領域の専門家たちと出会うことが増えています。

誰が耳を傾けているのか、どのメッセージが好評だったのか、再度伝える必要のあるメッセージはどれか――それが分かれば、すばらしいと思いませんか? Brightcove Audience を使えば、そうしたことを実現し、社員の様子を常に把握しておくことができます。ブライトコーブは、コミュニケーションに関する動画の威力を信じています。特に、さまざまに異なるオフィスの間を結びつけるうえでは、動画が大きな力を発揮します。ブライトコーブが社内動画コミュニケーションプロジェクトを立ち上げた理由はそこにあります。ですが、それで終わりではありません。ブライトコーブでは、エンゲージメントと動画視聴完了に関するデータ、マーケティング オートメーション、メールなど、マーケターがオーディエンスとのインタラクションの測定や向上に用いているのと同じ戦略を採り入れました。社内でチームを導き、学習の文化を形づくるより効果的な方法を知りたいですか? それなら、続きをお読みください。

動画を用いたセールスチームの社内トレーニング

ブライトコーブは 2016 年 4 月、社内の製品スペシャリストとともに定期的な「オフィスアワーズ」セッションを開始しました。この定期セッションは、自社製品である Brightcove Gallery を用いて、動画カンファレンスサービスを通じて実施し、記録してオンデマンドで提供しています。これはブライトコーブにとって、最新製品の最新状況を共有するとともに、見込み客や顧客ともっとも頻繁にやりとりする最前線の社員 — すなわちセールスチームやアカウント管理チームから、貴重なフィードバックを集めるための機会となっています。

Audience を有効化し、動画とマーケティング オートメーション プラットフォーム(MAP)を統合したところ、社内コミュニケーションはまさに驚くほど正確になりました。視聴データが入ってくるのに伴い、リードスコアが更新され、さらなる参加を呼びかけるフォローアップメールが送信されます。自分にとって興味のあるコンテンツを全員が自動的に受けとれるようになり、各社員がそれぞれ異なるコンテンツにどのようにエンゲージしているのかが分かるようになりました。

動画の 75% 以上を視聴した人でフィルタリングした Marketo のスマートリストの画面。その後、リードスコアを上昇させ、資格のある人にメールを送信します。

もうひとつの発見は、セールスチームでトップ成績者とされている人がリードスコアリストのトップに表示されたという点です。つまり、社内で常に情報を集めて学習している人と、営業で好成績をあげるチームメンバーとのあいだに相関性が見つかったというわけです。これはまさに、社内コミュニケーションの価値を示し、常に情報を得ておくようチームに促すための優れた方法といえます。実際、リードスコアが上位 7 位内の候補者は、1 か月平均で 3.6 本の動画(47 分)を視聴し、コンテンツの総視聴時間は 5.5 時間にのぼっていました。そのうちの数人は動画を繰り返し視聴していましたが、動画のなかでももっとも役に立つ部分のみを視聴する人もいました。ためしに、複数のチームをまたいで多くの人と 5.5 時間のミーティングを月に一度企画してみてください。いったい何人が出席するでしょうか。ブライトコーブのこの方法では、チームメンバーの貴重な時間を横どりするのではなく、それぞれが自ら都合の良いタイミングを選んで動画を視聴し、自分の学習に役立てることができます。セールスチームの持つ情報がより強化されるだけでなく、セールスチームの時間効率も向上するというわけです。

社内動画を通じたリーダーシップコミュニケーション

ブライトコーブ社内でみられたもうひとつの例は、Brightcove Audience の多用途性を示しています。デジタルマーケティング担当 SVP の Caren Cioffi は、デジタルマーケティング部署内で起こった最近の出来事や最新情報を定期的に伝達する方法を必要としていました。全員の受信トレイに長文のメールを送る方法は、あまり効果的ではないと考え、そのかわりに、Caren は動画に目を向けました。

Caren は同僚とともに 2 ~ 3 分のシンプルな動画を撮影しました。短時間で多くの情報を手早く伝えるための動画です。マーケティング部署の全員がその視聴体験を楽しんだのは、言うまでもありません。というのも、それが動画だったからです。動画では、普段なら頻繁にやりとりできない人の笑顔を見て、声を聞くことができるからです。視聴者に関する指標を見ても、この方法の成果の大きさが分かります。平均再生率は 65.5% で、エンゲージメントスコアは 66% を記録しました。

このケースでは、マーケティング オートメーション プラットフォームは統合しませんでしたが、そのかわりに、Audience をスタンドアロン形式のデータ収集プラットフォームとして使用しました。社内での会話のセキュリティを保つために、シングル サインオン サーバー(このケースでは Google)を使うように Gallery を設定し、社員が会社のメールアドレスとパスワードを使ってログインできるようにしました。各自の Google アカウントを確認するために 1 度クリックするだけで、ログインして動画を視聴することができます。Audience のカスタム統合機能を使えば、キャプチャーしたメールアドレスを Audience に送り、Audience 内で直接その情報を用いて、各動画がどれくらい視聴されたかを記録することができます。ちなみに、このデータは Audience からダウンロードできるので、MAP がなくてもブライトコーブの動画視聴者データを利用することができます。

あなたの知らない世界についてお分かりいただけましたか? Brightcove Audience なら、ライブイベントでもウェブサイト動画でも、または Gallery の提供する動画ポータルでも、動画を最大限に活用することができます。ブライトコーブでは、動画を Audience とともに利用することで、年中無休のデータ収集ハブとして機能しています。そのおかげで、うまくいっていることとそうでないことを把握できるのです。この社内動画プロジェクトを通じた情報共有とコラボレーションによりチームをサポートし、チームからのデジタルフィードバックを活用して私たちの活動を継続的に改善できることを、嬉しく思っています。


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