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Video Cloud が VAST での動画広告配信に対応していることのメリットとは

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Video Cloudの動画プレイヤーは、VAST 2.0という動画広告の業界標準規格に対応しています。
VASTとは、Video Ad Serving Templateの略語で、『プレイヤー上で再生する広告動画ファイルはどのURLのものを再生すればよいか、広告動画がクリックされた際のジャンプ先URLはどこか、動画広告のインプレッションのデータはどこに送信したら良いか』など、動画のプレイヤーが動画広告を本編の動画へ挟み込むに当たって必要となるデータを記載する際の業界標準のフォーマット(書式)です。
広告サーバーと動画プレイヤーとの間でやりとりされる広告データの書式が統一されているため、Video CloudのプレイヤーはVAST形式で情報を出力することができる広告サーバーと接続することができ、またその動画広告をどのように再生したらよいかを解釈し再生することが出来ます。


では、広告を掲載する媒体社様側にとって、VASTに対応しているVideo Cloudを使うことのメリットは何でしょうか。
また、広告を出稿する広告主様側にとって、VASTを使ってVideo Cloudのプレイヤーに動画広告を配信するメリットはどのようなものがあげられるのでしょうか。

Video Cloudプレイヤー上に動画広告を掲載する媒体様側にとっては、インベントリを解放しさえすれば、そのインベントリーがVASTという標準規格に対応しているため、様々な広告主様の広告動画を掲載することができるようになるといえます(※1)。従って、動画広告を受け入れるために、動画プレイヤーに対して追加の改修コストが必要といったことがありません。

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また、動画広告の中からCPMが高いものをRTBで選ぶ、あるいは媒体のイメージに合った広告のみを載せるといったように、『Video Cloudのプレイヤーでは動画広告を流せることは既に分かっているため、そのプレイヤー上でどのような動画広告を載せるべきか』、といった広告を選ぶことに集中することが出来ます。

広告主様側から見ると、Video Cloudを導入している媒体がそのインベントリーを広告に解放した場合(※2)、そのインベントリーに広告動画を入れるための対応コストが低い(なぜならVideo Cloudが標準規格のVAST対応しているため)ということが言えます。従って、Video Cloudを導入している魅力的な媒体に広告を出稿しようと思った場合、VAST形式で動画広告を渡すことが出来れば、比較的簡単に広告出稿できるような土台ができあがっています。
ちなみに、先日共同でセミナーを実施したTubeMogul社はVASTに対応した形で動画広告を入稿・配信できるため、TubeMogulに動画広告を入稿すると、その広告はVideo Cloudのプレイヤーに対して配信することができます。

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このように、Video CloudはVASTに対応しているため、媒体社様側にとっても広告主様側にとっても動画広告を導入しやすいプラットフォームであると言えます。

(※1) … 動画広告の事前の掲載考査が必要と言った場合、お使いの広告サーバーがそのような機能を持っているかなどの確認が必要な場合があります
(※2) … YouTube等とは異なり、Video Cloudを利用している媒体社様が明示的にインベントリーを解放しない限り、そのインベントリーに動画広告を挟み込むことはできません