Player バージョン6.20.0のリリースとその変更点について
先日、Brightcove Playerのバージョン6.20.0をリリースしました。Video.js 7を使用した最初のリリースとなります。
Video.js 7の適用にあたり、 次の2つの大きな変更があります。
まず1つ目の変更として、Video.js HTTP StreamingライブラリがVideo.jsにバンドルされ、HLS再生サポートと実験的なDASH再生サポートがデフォルトのVideo.jsライブラリに追加されています。 Brightcove PlayerはHLS再生のサポートを同梱しているため、このアップデートはBrightcoveのお客様に大きな影響を与えません。
2つ目の変更はBrightcoveのお客様に影響を与えます。これは、Internet Explorer(IE)バージョン9および10のサポートの終了です。今後は、IE11およびバージョン6.20.0以降の Brightcove PlayerはIEバージョン11以前では正常に機能しません。このポリシー変更の詳細は、Brightcove Playerのシステム要件ドキュメント(英語)に記載されています。
サポートを終了することのメリットは
2018年6月20日現在、バージョン11以前のIEはPlayerトラフィックのたった0.07%です。ブライトコーブでは、これらの古いブラウザをサポートするために努力してきました。これには、手作業によるテストの実行や潜在的な問題のデバッグ、自動化されたテストを実行するための労力が含まれます。私たちは、これらのブラウザでテストや問題の追求に時間を費やすよりも、Brightcove Playerとお客様にとってより価値のある作業を行うために費やすべきだと考えました。
さらに、Video.jsとBrightcove Playerの両方から古いIEのサポートを削除すると、デフォルトのPlayerのサイズが166KBから159KBに減少します。7KBは小さな 数字に見えるかもしれませんが、Brightcove Playerが42,857回がダウンロードされるだけで、1GBのCDN利用を削減できるのです。
この変更で最も恩恵を受けるのは、お客様のユーザーです。限られたモバイルデータプランからより少ない帯域幅の消費で御社のコンテンツにアクセスできるようになります。
IE9またはIE10のサポートが必要な場合は
IE9 / IE10のサポートを維持する必要がある場合、StudioまたはPlayer Management APIを介してBrightcove Playerの自動アップデートをオフにすることができます。
バージョン5.xをご利用中のお客様は何もする必要はありません。 しかし、最新のアップデートを適用するために、6.xにアップグレードすることを強くお勧めします。