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新型コロナウイルスの影響によりNABとSCTEが秋の対面式イベントを中止、バーチャル化へ

オンラインイベント 10/6/2021

米国で開催される著名な2つ大型展示会が、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)に対する懸念を理由に、今年は対面型のイベントを中止し、オンライン配信することを決定しました。NAB Showは、ラスベガスでの展示会開催時期が2021年4月から10月に変更された際に、複数の大手出展者が撤退していました。

NAB関係者は「もはやNAB Showなどの展示会を、対面形式で効果的に開催することはできないと考えている」と述べています。また、「この決定は業界の利益を考慮して判断された」とも述べています。

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現時点での計画では、2022年のNAB Showは4月23~24日に開催予定です。


SCTE、2020年のバーチャルイベントは2倍の来場者数を記録したと発表

放送局向けの展示会と並んで、ケーブルTV業界の主要なイベントであるSCTE(Society of Cable Telecommunications Engineers)でも、対面型のイベントを開催しないことが発表されました。SCTEが開催する『SCTE Cable-Tec Expo』は、2年連続でオンライン開催することなります。

SCTEの社長兼CEOであるMark Dzuban氏は、「ケーブルTV業界は過去1年半の間に、パンデミックの間も『世界を安全に繋げる』という課題に立ち向かいました。私たちは今もその挑戦を続けています」と述べています。

Dzuban氏は、昨年オンライン開催したSCTEについて「これまでに見たことがないほどの多くの方が参加した」と述べています。2020年のオンラインイベント参加者は、2019年に対面型で開催したものに比べ2倍の参加者を記録しました。

今年のオンライン開催については、現在も計画を進めており、近日中にスケジュールが発表される予定です。


NCTCも2021年にバーチャル化

また先月末、全米ケーブルテレビ協同組合(NCTC)とそのパートナー企業が毎年開催している「Independent Show」がオンライン開催されることが発表されました。

NCTCのCEOであるLou Borrelli氏は、「我々の計画では直前まで対面型を予定していましたが、それが日に日に責任のある行動ではないことが明らかになってきました」と述べました。

オンラインイベントは、対面型のイベントが予定されていた10月5日から6日の日程で配信されます。主催者によると、このイベントは当初よりハイブリッド型のイベントとして計画されていたため、100%オンラインに移行するのは非常に簡単だったとのことです。


まとめ

新型コロナウイルスとその変異株が存在し続けることで、今までの方法でビジネスを実施することが難しくなっています。舞台芸術やスポーツなど、他のマーケットが対面式のイベントに足を踏み入れたとしても、未だ不安な空気が漂っていると言えるでしょう。

すでにNFLやNCAAのフットボールチームでは、新型コロナウイルスの感染が確認されており、中には大学レベルでの棄権や、スケジュール変更を余儀なくされるほどの深刻な事態も発生しています。

新型コロナウイルスは、結果的に一年前と変わらず社会に不安を与え続けており、一部の地域では未だに渡航制限が検討・実施されています。最悪の事態に備えて計画を立て、可能な限り最善を尽くし、いずれの場合もオンライン開催を検討するのが良い方法でしょう。

例えば、音楽市場においてはバーチャルコンサートが既に収益化の柱となっています。1回あたりの公演で、オフラインのコンサートよりも多くの観客にリーチすることができ、参加した消費者を対象とした調査では、78%の人がライブイベントに加えて、少なくとも1回はバーチャルコンサートに参加すると回答しています。

対面型のオフラインイベントを計画し神に祈るよりは、オンラインイベントを同時に検討し、磨き上げ、その効果を享受することをお勧めします。