Android の断片化:デバイス数 11,868 種からさらに拡大中
以前のブログで、Android デバイスと OS に存在する夥しい数の断片化について紹介しました。この問題はより一層 深刻化しているようです。ネットワーク パフォーマンスを測定するアプリを提供している OpenSignal が発表したデータによると、OpenSignal にアクセスした Android デバイスはなんと昨年 1 年間だけで 8,000 近くも増えたそうです。
OpenSignal が最近アプリをダウンロードした 68 万 2,000 のデバイスを調べたところ、Android 搭載機種数は昨年の 3,997 機種から 1 万 1,828 機種に増えたことが分かりました。このなかではサムソンのデバイスが最大の 47.5% のシェアを占め、ソニー・エリクソン製の端末が 6.5% で続いています。

ただ明らかなのは、Android プラットフォームを手がけるデベロッパにとって、デバイスの断片化は自分たちが抱える問題のほんの一部に過ぎないことです。Android デバイスに使用されている OS の数も iOS とは比べ物にならないくらい多く、OpenSignal によれば、全体の 37.9% を占める Jelly Bean を筆頭に現在、8 つの異なるバージョンの OS が存在しています。
また OpenSignal は、Android デバイスのスクリーンサイズのバリエーションの多さについても言及しています。これも、すべてのスクリーンサイズで機能するレイアウトの設計・コーディングに取り組むデベロッパの課題の 1 つで、「こんなにもサイズの異なるスクリーンが数多く存在するスマートフォン用プラットフォームはない」と指摘しています。これに反して、iPod Touch、iPhone、iPad のスクリーンサイズは全部で 4 つだけです。
この記事では、Android プラットフォームを取り巻 く将来的な可能性と課題の両面を取り上げており、大変興味深い内容です。このような断片化はまずブライトコーブのお客様の間で垣間見られました。これらのデバイスと OS すべてで、動画コンテンツをスムーズに配信する必要のあるデベロッパとコンテンツ オーナーにとっては頭の痛い問題であり、私たちにとっても他人事ではありません。OpenSignal のような企業が発表するデータにはいつも高い関心がありますが、お客様が上質なコンテンツの制作にフォーカスできるように、ブライトコーブではお客様の煩雑さを軽減できるよう引き続き取り組んでまいります。