導入事例

MediaWorks はサーバーサイド広告挿入を使用して利用可能な広告在庫を 35% 増加させる

MediaWorks はサーバーサイド広告挿入を使用して利用可能な広告在庫を 35% 増加させる
私たちの役目はきわめて優れた視聴エクスペリエンスを提供することです。
Tom CotterChief Information and Product Officer

「テレビのような」AVOD 体験を創り出す

競争がますます激化しているオンライン動画の世界。MediaWorks は強力かつ利益の出る Ad-Supported Video On Demand(AVOD)事業を立ち上げ、サーバーサイド広告挿入(SSAI)により、世界あるいは地元で制作されたコンテンツの収益化と視聴体験の最適化を図っています。ニュージーランド最大規模の独立系放送局である MediaWorks は、ニュースやエンターテイメント系の主要ブランドで幅広いポートフォリオを誇ります。国内で 3 つのテレビ チャンネルと 10 のラジオ局を保有し、ライブやオンデマンドのプラットフォームを通じて放送しています。

MediaWorks は断片化への対応として、関連性の高いコンテンツと質の高いユーザー エクスペリエンス、および広告主にとっての高いパフォーマンスに着目しています。「私たちの仕事は、きわめて優れた視聴体験を提供することです。」と Chief Information and Product Officer である Tom Cotter 氏は言います。「当社ではローカルなコンテンツと質の高い視聴体験で差別化を図っています。視聴者が当社のコンテンツを見ている限り、彼らがどんなデバイスを使用しているかを気にすることはありません。コンテンツは高いセキュリティで保護されており、私たちはそれを何らかの形で収益に結びつけているからです。」

2015 年、MediaWorks はオンライン動画において急成長を遂げましたが、主に 2 つの課題に直面しました。

  1. 古いインフラがプレッシャーに負けそうになっていた。
  2. 全ユーザーの 25% が広告ブロッカーを使用しており、特に若者向けのプロパティーではその割合が高くなっていた。

「当社では、これらの課題を克服するため、サーバーサイド広告挿入(SSAI)の実施を行う戦略的決定をしました。SSAI を使用することで、広告ブロッカーの影響を排除し、クライアントサイド広告挿入と比べると、短時間でブライトコーブをすべてのプラットフォームに展開することが可能になりました。」と Cotter 氏は語ります。

視聴体験の最適化

SSAI を使用することで、広告コンテンツ再生時に遅延や障害が起こらなくなります。広告は、コンテンツ内にシームレスに埋め込まれてから視聴者のデバイスで再生されるため、番組の動画と広告コンテンツとの間にバッファリングや一時停止、スムーズに再生できないなどの障害がなくなります。

「視聴者が当社の動画を視聴する時、広告はコンテンツと一体化したように流れます。シームレスです。」と Cotter 氏は説明します。「現在では、モバイルアプリを含めたすべてのデバイスで、広告はサーバーサイドで挿入されます。テレビとよく似た、広告付きのエクスペリエンスであるため、視聴者は AVOD を視聴していることを忘れるほどです。」

質の高い視聴体験こそ、SSAI が MediaWorks の総広告在庫を 35% も増加させた理由のひとつです。「視聴時間を比べると、SSAI を使用した動画を視聴した場合には 14% もの増加が認められました。平均して 3 分間の視聴時間の増加です。これはベース全体により多くの収益化機会をもたらすことになる、非常に大きな違いです。」

ロスト ジェネレーション

MediaWorks は、AVOD の視聴者が比較的若い世代に偏っていることには驚きませんでした。この世代は従来型のリニア放送を見たがらないだけではなく、広告ブロッカーを使うことの多い年齢層でもあります。

「SSAI の利用によって、多くの広告代理店や広告主には見えていなかったこのセグメントにリーチする方法を確立しました。ユーザーの 25% が広告ブロッカーを使用しているとすれば、彼らはオンラインではゴーストのようなものですが、ほかのパブリッシャーがオンライン動画ではリーチできない彼らに、私たちはリーチできるのです。」

急激に変化するエコシステムの最前線であり続ける

MediaWorks が AVOD への参入を決定した時、同社はできるだけ低コストで迅速にサービスを開始できる、高パフォーマンスな動画プラットフォームを探していました。MediaWorks はブライトコーブの SSAI をソリューションとして選びました。

「14 ものアプリやエンドポイント向けの、多様な広告ロジックを持つさまざまなプレーヤーを統合し維持していくには莫大なコストがかかります。SSAI なら、ストリーミングもプレーヤーも1種類で問題ありません。これにより、何か月もの開発期間や何千ドルもの開発費用をかけずに済みました。」と Cotter 氏は言います。

「インフラ部分をブライトコーブが担当してくれることで、当社の開発者は日常に使うツールの構築ではなく、当社の差別化に役立つものの開発に専念することができています。」と Cotter 氏は続けます。「動画産業のエコシステムの変化はめまぐるしく、さらに非常に複雑です。その多様性は膨大で、規模が大きくなるにつれて配信のコストを削減する必要が出てきます。その複雑さと今後 4-5 年間に必要となる作業の膨大さを考えた際、動画のスタックを自分で管理したいとは思いませんでした。ブライトコーブは、そのすべてを引き受けてくれます。彼らの専門知識とたゆまぬイノベーションのおかげで、私たちはアーキテクチャに関連する決定をすることは少なくなり、管理項目も少なくなります。だからブライトコーブは動画のソリューションなのです。」

将来的に、MediaWorks はライブ コンテンツへの SSAI 導入を目指しています。「当社のライブ ストリーミング数は毎年倍増しており、ライブ コンテンツに SSAI を活用することでその視聴を収益化できるところまで持っていきたいと思っています。」と Cotter 氏は言います。

Brightcove SSAI を使用することで、MediaWorks は広告ブロッカーの影響を克服し、テレビ同様の広告体験をオンライン動画でも実現するという目標を達成することができました。MediaWorks の成果は、素晴らしいユーザー エクスペリエンスを提供しながら、収益化した広告在庫も増加できるということを証明しています。