SSAIの将来

SSAIの将来

先日、カリフォルニア州ハンティントンビーチにて、オンライン動画のカンファレンス「Streaming Media West」が開催されました。2日間にわたるイベントでは、デジタルとリニアの世界がどうなっていくのかという話題を中心に展開されました。筆者のセッション「サーバーサイド広告挿入の将来」では劇的に変わっていくインターネット環境とSSAIの現在と未来の関係についてディスカッションを行いました。以下がセッションの主な内容です。
 

SSAI 101
 

SSAIの将来について話をする前に、私たちは現在のSSAIの技術についてお伝えしました。SSAIは、サーバー上のコンテンツ内にターゲティング広告を動的に差し込み、ひとつの連続したコンテンツとして配信します。

SSAIには

  • ユーザーエクスペリエンスの向上
  • 広告ブロッカーの阻止
  • 広告に対応できるデバイスの増加

という3つの主な機能があります。広告ブロッカーを防ぎ不要なバッファリングを減らすことで、視聴者により良い視聴環境を提供し広告収入を確保することができます。 また、SSAIは、セットトップボックスやゲーム機といったコネクティッドデバイスへのリーチも改善します。
 

収益モデルと広告効果測定


セッションのパネリストとして登壇したミシェル・エイブラハム氏(S&Pグローバル シニアリサーチアナリスト)は、現在の業界データによると「視聴者は選択することを好む」と言います。このことから、選択肢を段階的に選べるビジネスモデルが不可欠になってくるだろうと述べました。また、エイブラハム氏は、これからの広告はよりコンテンツそのものに同化するようなネイティブな形になっていく(よりコンテンツドリブンなクリエイティブが市場を支えるようになる)だろうという考えを示しました。

測定の面では、アミット・シェッティ氏(IAB Tech Lab シニアディレクター)は新しくリリースされたVAST 4.1と、広告リクエストの標準化、SSAIの仕様、VPAIDの認証とインタラクティブ機能の分割など、新しい仕様について説明しました。またシェッティ氏は、Open Measurement SDKをモバイルとコネクティッドTVへ拡張していくことに期待を寄せました。これらの分野の進歩に期待しましょう!
 

SSAIの将来


広告効果測定とターゲティングの技術が成功するためには、OTT市場が拡大していく必要があるというのがパネリスト全員共通の意見でした。これらの技術を買う人がいなければ、先進的なターゲティングと測定基準は無駄です。バイヤーがこれらの新しい指標に基づいて意思決定を行っていくことで、可能性は無限になります。この業界の変化は、インタラクティブなクリエイティブ、コンテンツ内購入やアプリ内購入など新しい技術への道を開くでしょう。

 

 
 

 

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