動画でストーリーを伝えるための6つのポイント

動画でストーリーを伝えるための6つのポイント

動画はマーケティングの最重要手段の1つですが、明確な方向性や目的がなければ、話題になるようなインパクトは生まれません。最も効果的な動画は「ストーリー」を伝えるものです。 明確なストーリーは感情を喚起し、視聴者の苦痛や欲望の中心に到達し、実行可能な解決策を提示します。

Stillmotionという映像制作会社があるのですが、私は彼らの動画の中にある奥深いストーリーが大好きです。 彼らはMuse Storytelling Process という、ストーリーを伝えるために作られた枠組みにのっとって動画を制作しています。
この枠組みとは、「4P」:People(人々)、Place(場所)、Plot(筋書き)、Purpose(目的)の4つです。私は、この枠組みは、アイデアを整理してどのような媒体でもストーリーを伝えるのに素晴らしいものだと考えています。 しかし、私たちの多くは、製品デモや社内コミュニケーション、またはソーシャルメディア向けのクリップを撮影しています。 このような場合、伝統的なストーリーテリング形式はあまり当てはまりません。 このプロセスをB2B戦略に取り入れるため、私はMuse Storytelling Processを拡張し、Brightcoveで定期的に使用できるようにしました。
 

ストーリーテリングのフレームワーク「4P、1A、1D」

すべてのストーリーには起承転結がありますが、それが深ければ深いほど、視聴者の心を動かします。先ほどご紹介したMuse Storytelling Processは、動画で感動や関わりを呼び起こすにはおすすめの方法です。これはB2Cにおいてはうまく機能するのですが、B2Bにおいては、これをさらに一歩進める必要があります。
B2Bでは、 「4P」に加えて、「A:Audience」聴衆が誰であるか、「D:Distribution」配信プラットフォームを特定する必要があります。動画の計画を立てるときには、次のフレームワークを埋めてください。

Plot:あなたが伝えようとしている話は何ですか?

Purpose:この話を伝えたい理由はなんですか?これを見た人に何をしてほしいのですか?

People:このストーリーに登場する人々は誰ですか?あなたの伝えたいストーリーにどのように関係していますか?

Place:これはどこで撮影されていますか?この場所の設定はストーリーにどのように影響しますか?例えば、CEOへのインタビュー動画で、オフィスで撮影するのと、工場で撮影するのとでは大きく異なってきますよね。

Audience:このストーリーの対象となる視聴者は誰ですか?既存顧客?新しいお客様?自社の従業員?

Distribution:このコンテンツはどこで公開され、共有されますか?ソーシャル?ブログ?ランディングページ?トップページ?

きちんとプロセスを整えることで、撮影の際に必要とするものを確実に見極められるようになります。
 

ストーリーテリングプロセスの使い方

私は社内のクリエイティブチームのメンバーです。業務内容は動画コンテンツ制作のリクエストをサポートすることです。コンテンツの制作にあたり、私は少なくとも1回ブレーンストーミングセッションを設け、ここですべての要件を定義し、それを上記のフレームワークに適用します。これはミーティングから出てくるすべてのアイデアをフィルタリングするのに役立ち、目的やメッセージをぶれずに進めることができます。

溢れるアイディアに圧倒されないでください。最初のブレストの後、ステークホルダーと私のチームはアイデアを繰り返し続けます。時にはこれは信じられないほど高速であることもありますが、時にはコンセプトに着手する前に数回の会議が必要になることがあります。

素晴らしいストーリーを伝えたい気持ちはわかりますが、 "ストーリーテリング"に巻き込まれないようにしてください。このプロセスに従うことで、ストーリーは流動的に形成されていきます。

B2Bにおいてプロセスに当てはめる例をご紹介します。

Plot:製品Xの新機能を強調表示する。

Purpose:顧客に機能の仕組みを教える。 (目的は計測可能でなければいけません。「感動」や「笑い」は測定できないので、使わないでください)

People:誰もが最も魅力的な方法でストーリーを提供することができる。

Place:社内スタジオ内 - リビングルームのセット(弊社の一般的なセットです)

Audience:Apple TVを持っている既存顧客。 (簡単に始めるために、観客の範囲を過度に複雑にしないでください。あなたの話をどのように伝えるかが複雑になってしまいます。新しいビジネスに向けてニュアンスを微妙に変えて、適切なチャンネルを通じて送信します)

Distribution:ブログとソーシャル。 (InstagramやTwitterに設定したい場合は、データの制約、ユーザビリティ、視聴者の注意などに大きな影響を与えます)

これらをマッピングしたら、これらの要素のそれぞれに結びついたさまざまな概念を考えていきます。 それぞれのアイディアをフィルタリングする際に、目的、視聴者、場所、配信チャネルに合わないアイディアを取り除くことができます。 ここで一つ真実をお伝えすると、先ほどのマッピングで考え出した内容だけが動画でストーリーを伝えるための唯一のものではありません。ただそのアイディアが上記のポイントに当てはまり、要求された時間内で実行可能であり、ステークホルダーにとって金銭的に適切だったからです。私たちはここから制作し、修正をかけていきます。

これらのフレームワークを使って、ストーリーを作る労力と時間を節約しましょう!