OTTのコンバージョンを最大化し、離脱率を減らすには

OTTのコンバージョンを最大化し、離脱率を減らすには

OTTサービス戦略は、市場リーチの拡大に集中しがちです。この場合、リーチとは新たなオーディエンスを集めること、あるいは新たなプラットフォームへサービスを拡大することを意味します。市場のリーチを拡大することの価値と戦略については以前の記事で お話ししていますが、リーチが必ずしも収益につながるものではないということは強調に値すると思います。リーチはイネーブラ(収益を上げるための後押し)でしかありません。コンバージョンを最大化し、離脱率を減らすことこそが、持続可能なオーディエンスと収益の増加には不可欠なのです

消費者戦略に直結するのは「どれだけ多くのデバイスでサービスを展開できるか」ということよりも、「コンバージョンを最大化し、離脱率を減らすにはどうしたらいいか」ということです。これはつまり、できるだけ多くのリーチを獲得することではなく「適切な」プラットフォームでサービスを提供すること、そして使いやすいユーザーエクスペリエンスを提供し、サインアップの段階でハードルを作らないようにすることを意味します。また、これは単に可能だからという理由でUIをユーザーに提供するのではなく「プレミアム」で魅力的なユーザーエクスペリエンスを届けるということを意味するのです。目標は新たなオーディエンスにリーチし、彼らを顧客に変え、さらに重要なのは顧客として維持できるような形でエンゲージすることです。

https://lh3.googleusercontent.com/XYmjN0FO7U6IvKuURCEf8mKunqLoY6VIAtHsbazvznQLT6WH0glVOtmNRde7zWVjEWl4MjRh-fGSzymgi-YfGglRK18_AMVRmygvlirow_d1PyEfbWR-eX9xlKF0p3w1EFIfeje5今日、消費者にはますます多くのサブスクリプションサービスの選択肢がありますが、その競争は熾烈です。最新の IBB Consulting Groupによる調査によれば、ほとんどのSVOD利用者は、2種類以上のサービスに登録しています。そのうちの1つ以上がNetflix、amazonプライム、Huluのようなサービスである場合が非常に多く、またShowtimeやHBO Now (Game of Thrones ファンであれば)といったプレミアムサービスも考慮しなければならないでしょう。ここに挙げたようなサービスと戦うためには、情熱的で忠実なファンがいる独自コンテンツを持つことこそが勝利の方程式です。

考慮すべき要素

  • 自社のブランドをどのように体験してほしいか

  • 価格設定は適切か

  • オーディエンスを惹きつけるにはどうしたらいいか

  • オーディエンスを惹きつけ続けるにはどうしたらいいか

第一印象

様々なアプリストアを見て回り、出回っているSVODやAVODアプリを比較してみましょう。一つとして同じものはないことでしょう。インストールしたいと思えるアプリはどれでしょうか?記憶に残るものはどれでしょうか?すべてのプラットフォームで、ブランドエクスペリエンスに一貫性はありますか?UIのトレンドやプラットフォームのオペレーティングシステムが進化を続けていく中で、さらなる投資をすることなく、ターゲットとするプラットフォームのすべてにおいて時代についていけるアプリはこのうちどれでしょうか?

ユーザーエクスペリエンスが重要です。プラットフォームのUIガイドラインに準拠していることも大切です。サポートされているすべてのプラットフォーム上で一貫したブランドエクスペリエンスやナビゲーション エクスペリエンスを提供できるかどうかは、視聴者の満足度に大きく影響します。サインアップとアカウント作成の段階の手間を最小限にすることはコンバージョンを後押しします。アプリ内購入をサポートすることや、すべてのプラットフォーム上でユニバーサルログインを提供することは、ユーザー獲得戦略を最適化するのはもちろん、アプリストア内での貴社のアプリの評価を上げることになります。アプリストアはアプリを評価して宣伝や特集をしてくれるからです。

価格設定

https://lh3.googleusercontent.com/eKHCzVNFccs3bhdj9Jd-C8jrQJrS45ZQhD77rkxccmTX134tFABdFCH1-pGI4aQHFUvkRqK6HVY7ES9cUxWh3P5_v3HC66b1MHVZ4Z9JSXxDGZVrhZJhOw5GmJmtKGM9qMnm0VRxOTTサービスの最適な価格を決定するのは難しいものです。すでに説明したように、オーディエンスにリーチし、会員を獲得する競争はますます激しくなっています。消費者がお値打ち感を求める一方で、貴社のOTTサービスは投資へのリターンを得る必要があります。多くのSVODサービスが、自社のサービスを低すぎる価格で売っている例を多く見ます。改めてIBB Consulting Groupの「有料OTTサービス」レポートを読んでみると、ほとんどの消費者が追加サービスに支払ってもよいと考えている金額は月に5~10ドルであることが分かります。また、このレポートによると、この価格帯はニッチ・コンテンツにとって最高の結果をもたらす価格でもあります。

プライシングモデルというのは、毎月の購読費用だけではないということを覚えておいてください。契約更新したがらない会員だけにではなく、熱心な会員へのインセンティブとして、トライアル期間を進呈したりクーポンやプロモコードを提供することができるようなプロバイダーを利用したいところです。

エンゲージメント

よい第一印象を与え、無料トライアルで消費者の興味を引き、お得感のあるサービスを提供することは、サービスを開始するための重要な材料になります。魅力あるエクスペリエンスを提供すれば、顧客は何度も訪問します。コンテンツを更新し続け、ソーシャルメディアや電子メールによるキャンペーンを利用し、何が有効だったか、また何が効果を生まなかったかをコンスタントに測定することが、視聴者をエンゲージさせ、またより頻繁に再訪問してもらうようにするためには必要不可欠です。 Brightcove Social、Google Analytics、あるいはGoogle Tagのようなソリューションはキャンペーンの最適化には価値あるサービスであり、またOTT FlowのアプリケーションA/Bテストによってユーザーエクスペリエンスが確実に視聴者をエンゲージし続けていることを確認できます。

離脱率を管理する

サービスにお得感がなくなったと感じると、視聴者は去っていきます。ユーザーを惹きつけ、手間のないユーザーエクスペリエンスを提供することによって、会員がサービスに満足し、使い続けてくれるのに必要な良好な関係を築くことができるのです。定期的にコンテンツを更新することで、視聴者は常に新しくエキサイティングなコンテンツを得られるという期待をもちます。ユーザーが異なるプラットフォーム間を行き来するためにはユニバーサル アクセスは不可欠です。視聴者はウェブブラウザで番組を見始めて、移動中はモバイルに移行し、家に着いたらコネクテッドTVに変更するかもしれません。最初に使用されたアカウントは、これらすべてのプラットフォームで同じように有効である必要があるのです。

プレミアム OTT サービスの提供方法は、オーダーメイドのOTT ソリューションばかりではありません。当社のお客様は、できるだけ早く市場投入できて、しかもすぐにROIを実感できる価格モデルでサービスを立ち上げたいという理由で、すぐに使えるターンキーソリューションをお選びになっています。視聴者は、ひとつのアカウントでアクセスできるすべてのデバイスで、一貫したユーザーエクスペリエンスを得られるというメリットを享受できます。

ターンキーソリューションのメリットを享受したからといって、サービスプロバイダーがリーチを拡大したり顧客獲得ファネルを最適化したり、視聴者をエンゲージし楽しませ、再訪問させ続けたりするために必要な、プレミアムなユーザーエクスペリエンスや機能を損なう、ということにはなりません。

IBB Consulting Group: 有料OTT動画サービス