メディアのためのブライトコーブ 2017 年マニフェスト:動画の運営と配信にかかるコストを半減させる

メディアのためのブライトコーブ 2017 年マニフェスト:動画の運営と配信にかかるコストを半減させる

注記:本記事は『エクスペリエンスと経済性:メディアのためのブライトコーブ 2017 年マニフェスト』の補足記事 (3) です。マニフェストの全文はこちらから PDF でダウンロードできます。

ダイナミック メディア デリバリー(Dynamic Media Delivery)によるトランスコード、ストレージ、帯域幅の節約。ブライトコーブのお客様が配信するコンテンツの種類や配信先、そしてビジネスモデルの多様化が進むにつれ、お客様が管理しているサイロ化したワークフローの数や複雑さも増していくのを、私たちは目撃してきました。ワークフローの構成要素をそれぞれ独立した形で運用すれば効率を犠牲にすることになりますが、多くの場合、品質も犠牲になります。動画ワークフローのサイロ化したアプローチも例外ではありません。お客様のコンテンツを多様なプラットフォームに向けて配信するために、一部のブラウザーとデバイス向けには Flash HTTP Dynamic Streaming を、Xbox 360 には Smooth Streaming を、iOS と macOS 向けには HLS を、といった具合に、様々なサイロで作業しなければならなかった時代は、それほど昔のことではありません。結果として、お客様のオーディエンスに良いメディア エクスペリエンスを届けることには成功したかもしれませんが、それは余分なストレージ、CDN の実現コスト、そしてこれらのアセットすべての管理という課題と引き換えでした。

今や状況はまったく変わりました。ブライトコーブでは、動画ワークフローとパッケージングの基本的な要素の改良に力を入れてきました。これらは 2017 年、お客様に目に見えるメリットを提供するものとなるでしょう。ブライトコーブはずいぶん前にフォーマットの問題を解決しており、要求元の各プラットフォームに合わせて適切に調整したストリーミングを届けています。HLS と DASH という、現在では主流になりつつあるフォーマットを利用しており(ほかにも複数のフォーマットが利用できます)、これは、単純なエンコーディングやトランスコーディングを超えるものです。

現代のメディアワークフローでは、デジタル著作権管理(DRM)の適用、広告挿入や Twitter、Facebook、YouTube など SNS への配信のための動画ファイルの準備といった、多種多様なコンテンツ処理が要求されます。お客様によっては、OTT サービスで提供している様々な定額制パックごとの管理を簡単にするために、タグ付けを必要とする場合もあるでしょう。このようなワークフローは、個別のストリームをユーザーやプラットフォームに合わせて適切に処理し、パッケージできなければなりません。ブライトコーブでこれを可能にする機能は、ダイナミック メディア デリバリー(Dynamic Media Delivery)と呼ばれています。このイノベーションは、お客様にとって根本的な変化をいくつかもたらしますが、最も好ましい変化は運用コストが下がるということです。しかも、この機能を行うほかの要素を別に管理する必要も、そのためのソリューションにかかる追加のコストも必要ありません。DRM 付きの有料コンテンツを複数のデバイス向けに配信しているお客様は、おそらく最も劇的な恩恵を受けられることでしょう。それぞれの動画に 50 ~ 100 も必要だったレンディションが、なんと 10 未満にまで減少するため、トランスコードやストレージに関連するコストを大きく削減できます。これに加え、パブリッシャーはサイロ化したワークフローの管理にかかる時間と労力を減らすこともできます。ダイナミック メディア デリバリーはその他の機能と結びついており、ブライトコーブが 2017 年に新たに提供を開始する予定の強力な処理エンジンの下で、一層力を発揮することになります。

効率的なソーシャル動画パブリッシング。ブライトコーブがワークフロー効率化を提供しているもう一つの分野が、ソーシャル動画パブリッシングです。メディア企業は、Facebook、YouTube、Twitter などに存在する膨大な数のオーディエンスに、スケーラブルにリーチする必要があります。私たちは数年前に、動画にタグ付けをしたりネイティブ再生をしてもらうために、お客様が該当の動画を Video Cloud からダウンロードし、それをどこかに保存してから Facebook に再アップロードをする、という手間と時間のかかる作業を行っていることに気づきました。また、ソーシャル配信や解析を行うための動画クリップの管理に、サードパーティー ベンダーのソリューションを有料で使用している場合もありました。

2016 年に Brightcove Social をローンチし、Facebook、YouTube、Twitter に向けて、Video Cloud から直接、効率的にネイティブ環境でパブリッシングができるようになりました。希望した場合には、同時配信も可能です。SNS へのパブリッシングのプロセスは、特にこれまでこのワークフローのために余分な料金を支払っていたお客様にとっては、素早くシンプルで、かつ安価なものになりました。Social の 2017 年ロードマップには、お客様がすでに実感されている初期の効率性をさらに向上させる新機能が盛り込まれています。

ダイナミック プロファイル(Dynamic Profiles)による帯域幅とストレージの節約。現在、ブライトコーブを Video On Demand でお使いのお客様は、消費者に動画コンテンツを配信するために既定の動画配信プロファイル セットを利用していますが、これはアセットの種類に関わらず的なビットレート仕様となっています。この方法は、まったく効率的ではないと私たちは考えています。実際に、この方法は効率が悪く、ストレージと配信コストが 30% ~ 40% も余分にかかり、視聴者のエンゲージメントとデバイスへのリーチを減少させ、自分でカスタム化した配信プロファイルを作りたいお客様にとっては複雑さの度合いが大きいものです。

この分野には、次のステップとしてダイナミック プロファイルと呼んでいる大きな改良を実施しようとしています。このテクノロジーを使うことで、私たちはお客様の動画を完全に分析し、マシン ラーニングによってコンテンツ処理のより望ましい効率的な方法を知ることができます。私たちはダイナミック プロファイルが実現し得る大きな可能性と、お客様に還元できるコスト削減に大いに期待しています。CDN の実現に関連する平均コスト削減率は、ダイナミック プロファイルを利用するメディア顧客で 25 ~ 50% と見込んでいます。

より迅速で、より安価な OTT。新規にデバイス向け(iOS、Android、FireTV、Roku、AppleTV など)OTT サービスを開始するお客様についても、ブライトコーブでは 2016 年に新たなソリューションの提供を開始しており、2017 年に新規サービスを開始するメディア企業のお客様にとってもコストの削減に大きな威力を発揮するものと考えています。わずか 2 年前であれば、このようなソリューションをお求めのお客様には、カスタム化した契約としてブライトコーブで一から構築し、ご提供する必要がありました。しかし今日では、Brightcove OTT Flow powered by Accedo があります。これは難しい設定なしですぐに使える、OTT サービスの市場投入までの時間を短縮できる堅固なプロダクトです。OTT Flow が提供するのは、包括的なソリューションの一括導入、迅速なプロトタイピング、そして業界最先端のプラットフォームにリアルタイムで統合させるためのアップデートです。初期開発費用は不要で、非常に高品質の動画を配信する新しいマルチ プラットフォーム サービスをわずか数週間で開始できます。費用は透明性が高く、予測しやすく、典型的な OTT の開発と運用にかかる費用よりもずっと安価であり、一部のケースではよりニッチなオーディエンスに向けたサービスも可能にしています。

これらの内容を総合すれば、マーケット シフトが起こることになります。2017 年、ブライトコーブは、お客様がサイロを減らし、カスタム化作業と面倒な統合プロジェクトを無くせるようにするほか、保存と配信に必要なコストを削減し、市場化までの時間を短縮できるようにします。

お客様の動画の運営と配信にかかるコストを半減させるという目標が、ブライトコーブの 2017 年メディア向けマニフェストの全体や、お客様をサポートするための 2017 年の計画においてどのような位置づけとなっているかについては、こちらをお読みください。