Zencoder で始める UHD

Zencoder で始める UHD

ブライトコーブでは先ごろ、Zencoder の Ultra High Definition(UHD)への対応を発表しました。UHDには、高解像度(最大4K)だけでなく、新しい動画コーデックのサポート(HEVCおよびVP9)という特長があり、10ビットの色処理とBT.2020の色域をサポートしているため、HDR(high dynamic range)コンテンツのワークフローにも対応できます。新規のお客様、またはプレミアム サブスクリプション契約のお客様は、自動的に新機能をご利用いただけます。 月額プランのお客様(従量制、Launch、TractionまたはGrowth)は、Zencoder の Account ページにアクセスして、"Activate 4K UHD Transcoding" の [ACTIVATE NOW] ボタンをクリックするとこの新機能を使用できるようになります。

以下は、新機能をすぐにご利用いただくためのアドバイスです。

HEVC および VP9 動画

HEVC(high efficiency video codec)と VP9 はいずれも、現在最も一般的なコーデックである H.264 よりも圧縮率が高い、高度なコーデックです。4K 動画の配信や、少ないビット数での HD 動画配信を計画している場合、この 2 つのコーデックを検討するとよいでしょう。いずれもまだ H.264 ほど普及していないというデメリットがありますが、状況は日々変化しています。HEVC または VP9 のどちらを選択すべきかについては、一概には言えません。Web 上で公平な議論が行われておりますが、それぞれのビジネスや対象となるデバイスによって答えが変わってきます。また自社で実際にテストすることも重要となります。ただし忘れてはならないのは、いずれのコーデックも非常に積極的に開発が進められているという点です。新しいリリースのたびに品質、ビットレート、パフォーマンスが向上しており、継続的な改善を確信する理由がいくつもあります。

Zencoder での HEVC と VP9 の出力は非常にシンプルです。 H.264 のように、お客様がコントロールできる一連のコーデック パラメーターを提供しています。 すぐに使い始めたいというお客様のために、慎重に選んだデフォルトを提供しています。 ここで一例として、API Request Builder を使用して、AWS S3 に保存されている入力から、H.264、HEVC、VP9 出力を生成してダウンロードするという簡単なジョブを作成します。 説明をわかりやすくするために、フォーマット(コンテナ)と動画コーデックを明示的に指定していますが、他のコーデック パラメーターは指定されていないため、デフォルトを使用します。


{
 "input": "s3://zencodertesting/test.mov",
 "outputs": [
   {
     "label": "h264",
     "url": "s3://my-bucket/h264-output.mp4",
     "format": "mp4",
     "video_codec": "h264"
   },
   {
     "label": "hevc",
     "url": "s3://my-bucket/hevc-output.mp4",
     "format": "mp4",
     "video_codec": "hevc"
   },
   {
     "label": "vp9",
     "url": "s3://my-bucket/vp9-output.webm",
     "format": "webm",
     "video_codec": "vp9"
   }
 ]
}

HEVC または VP9 のストリーミング配信用出力を作成する場合は、MPEG-DASH を使用する必要があります。 たとえば、4K コンテンツを Roku 4 ストリーミング デバイスに配信する場合は、MPEG-DASH としてパッケージングされた HEVC を使用することができます。 以下の例では、4K HEVC 出力を MPEG-DASH ジョブに追加する方法を示します。


{
  "input": "s3://zencodertesting/test.mov",
  "outputs": [
    {
        "label": "dash-hevc",
        "base_url": "s3://mybucket/uhdtest/video/8000_main420_10/",
        "format": "m4f",
        "type": "segmented",
        "streaming_delivery_format": "dash",
        "streaming_delivery_profile": "live",
        "segment_seconds": 5,               
        "video_codec": "hevc",
        "width": 3840,
        "filename": "8000.mpd",
        "video_bitrate": 6000,
        "decoder_bitrate_cap": 6000,
        "decoder_buffer_size": 12000,
        "video_codec_profile": "main10",
        "video_bit_depth": 10,
        "audio_bitrate": 128,
        "audio_codec": "aac",
        "audio_sample_rate": 44100
    }
  ]
}

4K と UHD

ブライトコーブでは、2048x1080 および 4096x2160 以上または未満の出力解像度向けに新しい UHD 価格帯を導入しました。 この UHD 価格帯に該当する出力については、SD 料金の 4 倍、すなわち HD 料金の 2 倍が課金されます。たとえば 4K の入力ファイルで 1080p の出力を作成した場合、SD の 2 倍となる HD 料金が課金されますが、4K の出力を作成した場合、SD の 4 倍となる UHD 料金が課金されます。 そのため、4K メディアをよく利用するお客様の場合は、出力動画の解像度を制御するような解像度設定にしておき、必要な場合のみ UHD 料金が発生するようにしておく必要があります。


{
  "input": "s3://zencodertesting/4K_test.mov",
  "outputs": [
    {
      "label": "1080p_h264",
      "url": "s3://my-bucket/1080p_h264-output.mp4",
      "format": "mp4",
      "video_codec": "h264",
      "size": "1920x1080"
      // ^^ This will be charged at the HD rate.
    },
    {
      "label": "4K_hevc",
      "url": "s3://my-bucket/4K_hevc-output.mp4",
      "format": "mp4",
      "video_codec": "hevc"
      // ^^ This will be charged at the UHD rate, because the input is 4K and
      //    no output resolution was specified.
    },
    {
      "label": "1080p_hevc",
      "url": "s3://my-bucket/4K_hevc-output.mp4",
      "format": "mp4",
      "video_codec": "hevc",
      "size": "1920x1080"
      // ^^ This will be charged at the HD rate, an HD output resolution was specified.
    }
  ]
}

Zencoder の UHD サポートに関する詳細(英語)は