広告と Brightcove Player - Flash から HTML5 へのシームレスな移行

広告と Brightcove Player - Flash から HTML5 へのシームレスな移行

ブライトコーブは、Brightcove Player で Javascript VPAID 2.0 広告ユニットをサポートすることを発表しました(英文プレスリリース)。目的に関わらず、すべてのデバイスで Flash に頼らない導入が可能になりました。これは Flash を用いない(英文記事)動画システムの最終段階です。パブリッシャーは、優れたクロスプラットフォーム体験、動画再生開始までの時間短縮、デバイスの CPU 使用率低減といった HTML5 アプローチの利点を活かしつつ、収益の最大化を実現することができます。広告エコシステムでは Flash が引き続き優勢で、制作ならびに配信されている VPAID 広告コンテンツの大半には、まだ Flash が必要です。そのため Brightcove Player は、Flash でも HTML5 VPAID でも広告をシームレスに実行できる環境を提供しています。

VPAID とは何か?

VPAID は Video Player-Ad Interface の略で、Web 動画プレーヤーでのインタラクティブな広告機能を定めた仕様です。この仕様は、広告ユニットが動画プレーヤーおよび Web ページとやり取りする共通の方法を定めていて、インタラクティブな機能を実現し、広告の再生方法ついて、広告ユニットが情報を収集することを可能にしています。VPAID 1.0 広告ユニットは Flash ベースの SWF ファイルですが、Flash が使えないブラウザやデバイスを対象とするパブリッシャーが増えているため、VPAID を Java スクリプトで作成するというニーズが高まっています。VPAID 2.0 ではこの仕様を拡張して、HTML5 Web 動画プレーヤーで Java スクリプト広告ユニットを使用できるようになりました。

Brightcove Player 内の VPAID

Brightcove Player のデフォルト広告統合機能は、VPAID 標準を実装している Google の Interactive Media Ads(IMA)フレームワークを使用します。 Brightcove の IMA プラグインには、Flash ベースの IMA SDK と HTML5 IMA SDK の両方が含まれており、ブラウザーに Flash がインストールされているかどうかを実行時に確認して、どちらを使用するか判断します。Flash が使えるとしても HTML5 VPAID を使用したいというパブリッシャーは、HTML5 IMA SDK の使用を指定することができます。

VPAID とセキュリティ

VPAID 2.0 の仕様において、広告ロジックは対象ページ内のオブジェクト モデルに完全にアクセス可能な状態で実行できなければなりません(いわゆる Friendly iFrame)。最適な広告ターゲティングにとってこうした完全アクセスが重要なのは、VPAID ロジックがページ コンテンツの内容や、ページ内広告の正確な配置を判断できるようにするためです。これは、よく知られる「ビューアビリティ」指標において重要な要素です。残念ながら、ページ全体への完全なアクセスは悪用されることもあります。悪意のある VPAID 広告制作者がページを乗っ取り、要素を置き換えたり、許可なくユーザー データの収集や送信を行うというリスクがあります。そのため、Google の IMA SDK は保護レイヤーを設け、VPAID コード ユニットを切り離してページ データにアクセスされないようにしています。パブリッシャーは、IMA の vpaidMode を「INSECURE」に設定することで、仕様に準じた動作を可能にすることができます。このモードに伴うリスクから、ブライトコーブではベストプラクティスとして、「INSECURE」モードの設定はお勧めしていません。ただし、パブリッシャーが選んだ広告パートナーからこのモードを求められた場合、ご利用いただくことはできます。

お勧めしているコード実行方法

たとえばビューアビリティを判断するために、VPAID を使用して再生中にクライアント上で実行するコードを提供するすることができますが、プレーヤー プラグインを使う方がコードを安全に提供できるのでお勧めしています。 Brightcove Player にはプラグイン API があり、信頼できる JavaScript をプレーヤーに組み込み、再生中に実行することができます。たとえば、IMA プラグインをこの方法で配信することができます。プレーヤー プラグインとしてコードを組み込んでおくことで、パブリッシャーは広告主に侵入経路を解放することなく、クライアントサイドで許可するコードを正確に制御することができます。

Brightcove Player は、VPAID 2.0 サポートを含む、広告対応動画用の完全な HTML5 ソリューションです。ブライトコーブによる最新の IMA 統合で、パブリッシャーはブラウザの機能やパブリッシャーの好みに応じて、VPAID 2.0 JavaScript や Flash ベースの広告をシームレスに提供することが可能になりました。こうした柔軟性によって、お客様は視聴者に高品質で魅力的な体験を提供しながら、収益を最大化することができるのです。

参考資料(英語)

VPAID 2.0 仕様(section 8.1.3: Javascript のセキュリティについて):
http://www.iab.com/guidelines/digital-video-player-ad-interface-definition-vpaid-2-0/

Google IMA SDK VPAID 2.0 に関するドキュメント:
https://developers.google.com/interactive-media-ads/docs/sdks/html5/vpaid2js

Brightcove IMA ドキュメント:
http://docs.brightcove.com/en/video-cloud/brightcove-player/guides/ima-plugin.html

 

Video Cloud で多様なデバイスへの動画配信を簡単に