2016 年はインタラクティブ動画の年

2016 年はインタラクティブ動画の年

2015 年 12 月、Demand Metric がブライトコーブ提供のインタラクティブ動画に関する調査結果を発表しました。この調査には、インタラクティブ動画の弊社パートナー各社やお客様企業にもご協力いただきました。このレポートはインタラクティブ動画の定義、導入、利用状況、効果の概要がまとめられています。調査に参加したパートナーが投稿した以下のブログ記事は、調査内容に関してさらに掘り下げた内容となっています。

動画が、物語を伝えるために最も効果的で見るものを惹き付ける媒体であることは、ほぼ間違いありません。映像、音、動きの組み合わせが時間とともに変化していく様子は、視聴者をぐっと惹き込み、その場に留まらせます。こうした動画にインタラクティブ機能が加わると、「行動」という新たな方向性を生み出します。

「行動」は視聴者が惹きつけられた結果によってもたらされるものであり、どのブランドもこの流れを欲しています。Demand Metric とブライトコーブが行った調査でも、この点が明確になりました。回答者の 3 分の 2 がインタラクティブ動画の最大の利点として、「エンゲージメント」という点を挙げています。

動画業界に多少でも関係しているブランドや企業であれば、この調査結果は見過ごせないでしょう。広告ブロッカーの普及や、広告視聴時間の低下が見られる中で、デジタル広告に代わる次の一手をすぐにでも手にしなければならないという現状ですから、なおさらです。さらに、マーケターやステークホルダーの立ち位置を正しく判断するためのバロメーターにもなります。

しかしそのためには、皆で協力して行わなければならないことがあります。

インタラクティブ動画をまだ利用していない回答者のうち 28% が、この非常に効果の高いエンゲージメント フォーマットに対する「認識がまったくない」、または「ある程度認識はしているが、理解はしていない」と回答しています。そのため、インタラクティブ動画が広く普及し、定着するためには、市場においてもっと啓もう活動を行う必要があるのです。

では、マーケティングの考え方としてインタラクティブ動画を主流に据えるために、業界はどうすればよいのでしょうか。 手始めに、インタラクティブ動画を活用していない最大の理由として挙げられた 10 の誤解について正していくことにしましょう。

以下で 1 つずつひも解いていきたいと思います。 

1. 予算がない(33%)
実際のところ価格は、ベンダー、動画数や視聴回数、カスタマイズ要件、その他様々な要因によって異なります。価格に対する懸念は、動画自体の制作が高価だった時代からの思い込みによるものです。現在はスマートフォンで高画質の動画が撮影できるようになったため、この問題は解消されています。また、インタラクティブ動画を積極的に活用することで優れた結果が得られるため、予算はあまり気にならならないようです。事実、1 年間の平均的な予算額は 3 万~ 4 万ドル程度です。

2. 活用スキルや専門知識がない(30%)
インタラクティブ動画の制作が難しいという考えは、新技術を導入する際によく発生する心配事と同じです。少し前まで、写真編集はグラフィック デザイナーだけにしか扱えない領域で、Web サイトの制作も技術レベルの高い開発者以外にはできない仕事でした。でも、今やそのような制約はなく、インタラクティブ動画プラットフォームだってそれは同じです。実際に、実用化されているプラットフォーム(英文サイト)の中には、ドラッグ & ドロップ インターフェイスなど使いやすい UI 操作を活用して、習得期間の短縮が可能になっているものもあります。

3. 仕組みがわからない(30%)
インタラクティブ動画は多額の予算を持つ大手ブランドや 1 度限りのキャンペーンだけのものだという神話は、そろそろ忘れましょう。ブライトコーブでは、マーケターや広告代理店に対して、インタラクティブ動画の利点と、いつ、どこで、どのように活用するべきかをお伝えし、KPI を高めるお手伝いをすることが使命だと考えています。その仕組みを理解するにはまず、インタラクティブ動画を活用せざるを得ない理由を理解することが大切です。

4. メリットがわからない(25%)
インタラクティブ動画から得られるはっきりと具体的な ROI を伝えることが、導入促進の鍵です。A/B テストと動画に含まれる個々のインタラクティブ要素を最適化するだけでも、マーケターは全く違った世界を見ることができます。ブライトコーブのお客様企業のリード獲得用動画全体で、電子メール アドレスを知らせてくれる視聴者の割合は、通常 5% 超程度です。ところがインセンティブをつけると、この割合は 20% に上昇します。データ中心の他のマーケティング プラットフォームと同様、成功基準のイメージを明確にし、次のアクションにつながるようにしておくことが大事なのです。

5. 優先順位が高くない(24%)
インタラクティブ動画を積極的に活用している回答者のうち、成果が「よく出ている」~「非常によく出ている」と回答した人の割合は、70% にも上りました。モバイル機器での動画視聴が増え、今や成人の平均的なデジタル媒体視聴時間の51%(英文)を占めるようになりました。そのため、モバイルに対応したインタラクティブ動画プラットフォームは、2016 年には「必須ではないが、あればうれしい」というものではなくなります。

6. そのような技術を持っていない(19%)
ある意味この回答は、市場で提供されているインタラクティブ動画ソリューションに関する認知度の転換点を示しているかもしれません。その一方で、自らのマーケティング資産に含まれていないツールセットだと、マーケターは見るかもしれません。どちらにしても、技術そのものが仕事の障害になっているわけではありません。

7. 実装に時間がかかりすぎる(13%)
インタラクティブ動画の制作に時間がかかることは事実です。ただし、より戦略的な方法を採用するブランドは、エンゲージメントを誘発するための基盤となる再利用可能な要素を生み出し、動画コンテンツの全ライブラリーにインタラクティブ機能を適用することができます。これで制作プロセスが短縮できるだけでなく、自社の、もしくは購入した、または有償の各動画資産全体で均等に効果を上げることができます。

8. 幹部の支持が得られない(6%)
幹部の支持の有無は、新しい技術の導入を左右します。幹部がインタラクティブ動画の導入に賛同している、あるいは少なくとも反対していないなら、それは良い兆候です。

9. 必要ない(3%)
これについては数字が雄弁に語っています。つまり、今やインタラクティブ動画が重要だという点においては疑いの余地がないのです。その潜在能力を解き放ち、導入のタイミングを決めるというだけの問題なのです。

10. その他の理由(10% - 不明
その他に、インタラクティブ動画を継続的なものではなく、一時的なものだと考えたり、特殊な動画制作技術が必要だと考えていることが理由として挙げられています。しかし実際にはまったく逆で、拡張性があり、既存の動画資産に対しても適用できます。

インタラクティブ動画は、今まさに主流になろうとしています。競合他社によるインタラクティブ動画の導入成功を目の当たりにして、ブランド各社の導入も加速するでしょう。最初に導入するブランドこそが、 ベンチマークを確立することになるでしょう。