ad:tech New Zealand 2014:TVNZ の Kevin Kenrick CEO とのトークセッション

ad:tech New Zealand 2014:TVNZ の Kevin Kenrick CEO とのトークセッション

昨年 11 月 19 日、初のイベントとなる ad:tech New Zealand で、ブライトコーブのシニアバイスプレジデント兼メディア担当統括マネージャー Anil Jain が、TVNZ の CEO である Kevin Kenrick 氏とのトークセッションを行い、過去数年間に業界で発生した変化や、今後の展望について話し合いました。

このトークセッションでは、TVNZ を含む大手メディア企業が、技術革新によって業界内の激変に順応しつつあるという点が一層明確になりました。TVNZ では、もはや自社をテレビ会社ではなく、コンテンツ配信方法の 1 つとしてテレビを使用している動画コンテンツ企業として位置付けています。

このような業界激変の大きな要因は、消費者側の期待や習慣の変化です。特にオンライン動画コンテンツに対する消費者の期待は非常に大きくなっています。事実、オンライン動画の利用量は現在制作されている量を超えています(TVNZ だけでなく、あらゆる所で)。視聴習慣も変化し、消費者は時間や場所に関係なく複数のデバイスでコンテンツにアクセスしたいと考えています。そのため、放送局はこのような新しい期待に応えなければならなくなりました。興味深いのは、TVNZ では携帯電話に比べてタブレットからの利用が倍になっているという点です。これはニュージーランドに大規模な通勤カルチャーがないためだと思われます。

視聴者に効果的な広告を配信するため、広告主が異なるデバイスや画面サイズに合わせて広告を制作し、視聴者のエンゲージメントを強化することの重要性を Kevin Kenrick 氏は強調しました。広告は環境や各デバイスでの視聴習慣に適したものでなければなりません。そのため、モバイル、タブレット、デスクトップ、テレビ向けに、それぞれカスタマイズが必要です。

その他にも、ビジネスでのデジタルの重要性はますます高まっていますが、だからといって従来型のリニアテレビジョンコンテンツに取って代わるものではなく、コンテンツ拡大につながる存在だ、という点についても話をしました。コンテンツ企業はより多くのローカルコンテンツ制作に追われていますが、コンテンツを世界中から調達したほうが自社で制作するよりも安上がりになっており、ウェビソード(Web 限定シリーズ)のような画期的なコンテンツタイプの登場にもつながっています。

Cisco の予測では、2018 年までに全インターネットトラフィックの 79% が動画になる見込みです。しかしその一方で、同時に TVNZ の視聴者の 97% は、まだリニアテレビでもコンテンツを視聴しているだろうといわれています。消費者は素晴らしいコンテンツを必要としていますが、それを視聴する場所と時間に制約を課されたくないのです。メディアと広告業界に身を置くすべての企業はこのニーズに応える必要があります。

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