効果的な API へのカギは、サポート、サポート、サポート

効果的な API へのカギは、サポート、サポート、サポート

ブライトコーブは API のプロバイダーとして、私たちがデベロッパーに提供するサポートと同じくらい API が重要だと考えています。API の質をはかるには、つぎの 2 つの質問を投げかけるのが最良の方法です-「API は自分が必要とする役割を果たしているか?」「設計時に定めた目標を最終的にクリアしているか?」-。デベロッパー自身が遂行可能な業務をきちんと代行することが API の最低限の役割です。それができないようなら、全く意味がありません! ただそれだけではなく、今では拡張性などさらなるメリットをもたらすことが求められています。

なぜこのような質問を投げかける必要があるのかというと、API の選択はデベロッパーにとって大きな意思決定を伴うからです。より質の高いプロダクトを素早く納品できるよう、デベロッパーは自分自身で手がけていた業務の一部をツールで代用するようになってきています。API が登場する前は、デベロッパーは 1 つひとつのコードをすべて頭に入れて、自分でコードを書いていました。ただ API が発展した今では、すべてを自分で仕上げることはほとんどありません。

昨年の Nordic API Summit で、API のコミュニティメディアである ProgrammableWeb の寄稿編集者の Adam DuVander 氏は、より良質なプロダクトを制作する際の API の役割について事例をあげて紹介しました。取り上げたのは Netflix で、同社は 1 つの API で 1,000 種を超えるデバイスすべてからアクセスできるような仕組みを構築しています! API を使用することで、Netflix はより多くのデベロッパーを取りまとめられるようになっただけでなく、結果としてエンドユーザーに対するサービスの質を高めています。

API プロバイダーとしてブライトコーブはデベロッパーを支援するパートナーになることを目指しており、このコミュニティ パートナーの役割を重視しています。というのも、API がなければ仕事が進まないことがデベロッパーにはよくあるからです。ここでプロダクトの制作支援に API をフル活用している企業の代表として Braintree と Stripe を紹介します。携帯決済会社である両社はともに API を活用して、クレジットカードの決済処理の管理を世界中で簡素化しています。今ではどちらかの会社の API 呼び出しがかかると、該当する API が自動的に決済処理に入る仕組みが構築されており、プロセスの大幅な迅速化と簡素化を実現しています。このように決済が自動化されていなかったとしたら、オンラインショッピングの支払いに数時間、あるいは数日かかる可能性もあります! このような点から、API には安定性が欠かせません。

それではブライトコーブのような API プロバイダーはどのようにデベロッパーを支援できるのでしょうか? 昨年の Nordic API Summit のプレゼンテーション(タイトルは "Being the gentle giant: helping people integrate for the long haul(優しい巨人になる:人々の長期的な融合を支援する)")で、ブライトコーブは主なサポート方法を 3 点紹介しました。

1. 人材教育

現在のオープン API の世界では、デベロッパーは API という真っ白なキャンバスの上に好きな絵を描くことができます。これこそまさに自由の美学です。ただ一方で、経験が浅いユーザーには、API を最大限活用してもらえるよう、きちんとサポートやアドバイスを提供する必要があります。ユーザーガイドからブログの投稿、統合ライブラリーまで、すべてが有益な情報です。 (1) デベロッパーが情報の入手先をきちんと把握できる仕組み、(2) デベロッパーをいつでも支援できる体制、を整えるようにしてください。

最近では、これらの情報へのアクセスが限られているケースがあるとよく耳にします。クイックスタート・ガイドはデベロッパーの心に刺さる魅力的な方法の1つですが、初心者だけでなく、経験豊かなデベロッパーも閲覧することを心にとめておいてください。そのため、最初はシンプルな情報から始めると良いでしょう。ただ、次のことを念頭に入れてください。それは、クイックスタート・ガイドはデベロッパーが皆さんの API を活用するのをサポートする役割を果たす一方で、提供する情報はお客様の能力に関わらず、長期的なスキル向上に資するものでなければならないことです。これは統合ライブラリでも同様です。同ライブラリは成功事例を紹介する優れた方法の 1 つですが、API を微修正した際にも一から書き直す必要がないように、シンプルにするよう心がけてください。

2. 双方向のフィードバック

皆さんの API を使用しているデベロッパーに、使用法に対する理解を積極的に深めてもらったり、別のやり方を提案したりする必要があります。しかし同じくらい大切なのが、自分たちだけで対処できるとデベロッパーに自信を持ってもらうことと、フィードバックの仕組みを作ることです。そうすれば、必要に応じて対策を取ることができます。カギになるは双方向のコミュニケーションです。お互いに対話を重ねていくことで、デベロッパーの満足度が高まるだけでなく、これ以上ない高付加価値のプロダクトを提供できるようになります。

3. 統合後のサポート

API 統合中のサポートは業務全体の半分にすぎません。真のサポートニーズは統合後に起こります。突如ダウンタイムが発生し、迅速な対応が求められる場合もあるでしょう。しっかりとデベロッパーをサポートしてください。影響を受ける対象者を見極め、必要な改善を施しましょう。その際、改善後もプロダクトが支障なく動作するよう徹底してください。

API プロバイダーなら、この 3 つのポイントにしっかりと対応することで、デベロッパーの満足度を高く維持し続ける基盤を確立できます。API は誰にとっても極めて高いメリットをもたらします。特にオープンな開発環境への移行が進む現在においては、その有効性がますます高まっています。ただ現状に満足してはいけません。デベロッパーは日々見事なアプリの開発を続けています。そのような中、必要な時にいつでもどこでも柔軟なサポートを提供できるような、使い勝手に優れた高いセキュリティを誇る API となるかは、まさに提供者次第なのです。