CM スキップ、Google がプレミアム TV 参入を本格検討、ストリーミング シリーズがエミー賞にノミネート

CM スキップ、Google がプレミアム TV 参入を本格検討、ストリーミング シリーズがエミー賞にノミネート

例年 7 月 8 月の夏休み時期は、ニュースが少ない「スロー ニュース」と呼ばれる期間でしたが、今年はテクノロジやデジタル メディア分野で大きな進展がありましたね。Apple や Google、Netflix をはじめとする業界の中核企業がこぞって新たな動きを見せています。さっそくチェックしてみましょう。

待望の Apple TV で Apple が CM スキップ機能を提案?
新たな Apple TV(サービス)の登場を首を長くして待ち続けていますが、ついにその到来を予感させる出来事がありました。Apple が Apple TV の一部サービスを CM フリーにするとの報道がなされたのです。視聴者には CM スキップのオプションが与えられますが、一方で Apple はメディア各社に広告機会喪失の埋め合わせをすることになるでしょう。ただ、CM スキップ機能は Apple TV の市場投入を早めるための適切なソリューションなのでしょうか? それとも単なるパッチワークなのでしょうか? またこのシナリオはもっと広く、デジタル マネタイゼーションが失敗に終わることを暗示しているのでしょうか? おそらく私たちは、視聴者の行動に協調せず、伝統的なモデルに長く固執しすぎたのかもしれません。

Google がオンライン TV シリーズを本格的に検討
ウォールストリート・ジャーナル』紙によると、Google が自社のストリーミング TV サービス用コンテンツのライセンス化をスタートさせることを希望し、最近メディア各社と話し合いの場を持っているそうです。Google といえばもちろん、YouTube を通じてかなり前からオンライン動画スペースを提供しており、加えてペイチャネル パートナ各社のコンテンツの配信サービスという形で、すでに有料 TV 分野にも進出しています(まだ軌道には乗っていませんが)。ただ今回の案件はこれらに比べてかなり大型の案件で、同社がプレミアム TV 事業への参入を狙っていることが伺えます。既存の Netflix や Amazon に加えて、Intel や Sony も虎視眈々と狙う中、Google もストリーミング分野に参入予定です。さて、最後に生き残るのは一体誰でしょう?

『House of Cards』がエミー賞にノミネート
Netflix が 3 つの異なるシリーズで、エミー賞の 14 部門にノミネートされました。この快挙をアナリストは業界の重大な分岐点になると位置づけています。Netflix がエミー賞にノミネートされたという事は、テレビ番組の制作・消費・収益化・評価の手法が大きな転換期を迎えていることを示しています。『ワシントン・ポスト』紙の報道にあるように、今年は初めて、コンテンツがその配信方法ではなく、純粋に中身のクオリティのみで評価される年となりそうです。

Yahoo も動画にフォーカス
Yahoo は第 2 四半期の業績発表会見を開き、この模様はライブでストリーミング配信されました。この中で、マリッサ・メイヤー CEO は同社のオンライン動画戦略について、引き続きオンライン動画に優先的に取り組み、投資も重ねていくと語りました。メイヤー CEO はオリジナル コンテンツの取り組み、ならびにライセンスやコンテンツ パートナーシップの締結(「Saturday Night Live(SNL)」の番組アーカイブの獲得など)に引き続き重点を置いていくとしながらも、一方では Yahoo をユーザが生成した動画コンテンツ(YouTube 風の)のプラットフォームにするとも発言しました。同社のオンライン動画の取り組みが今後数か月間でどのような進化を遂げるのか楽しみです。

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