先日 Video.js 4.0 が発表されました。現在 Github からダウンロードでき、Brightcove の CDN でも無料でホスティングされています。Video.js はオープン ソースの HTML5 動画プレーヤで、昨年夏に Brightcove が買収した Zencoder チームが作成したものです。
Video.js はオープンソース動画プレーヤ技術市場にとって画期的なもので、たった数年で導入が急速に進み、マーケットシェアも拡大しています。無料の Video.js プレーヤは、Montblanc、Dolce & Gabbana、Diesel、Illy、Applebee’s、Mattel、Kellogg’s、Les Echos、米国海軍、Aetna、Transamerica、ワシントン州立大学を含む数万の企業・団体が採用しています。
Version 4.0 は以前のバージョンでのコミュニティ コラボレーションを多数取り入れ、拡大する JavaScript コミュニティ、HTML5 動画の人気の高まり、Video.js の普及にも影響を及ぼしています。昨年中に Video.js 利用サイト数は倍以上になり、毎月 CDN ホスティング バージョンだけで 2 億以上のヒット数を達成しました。
Video.js 4.0 には、以下を含む素晴らしい新機能が含まれています。
- Google Closure Compiler をアドバンス モードで使用したことで、18% のコンパクト化に成功し、パフォーマンスを向上
- TravisCI、Bunyip、Browserstack を使用して、複数のブラウザ/デバイス間のテストスイートを自動化し、安定性を向上
- 新しいプラグイン インタフェースとプラグイン リストによって Video.js を拡張
- フォント アイコンを使用した新しいデフォルト スキン デザインにより、カスタマイズ機能を向上
- レスポンスのよいデザインと Retina ディスプレイのサポート
- ARIA サポート強化によるアクセシビリティの向上
- Apache 2.0 ライセンスへの移行
- Grunt を含む完全な JavaScript 開発ツールセット
バージョン 4.0 の機能の詳細は、Video.js ブログをご覧ください。この他にも今後 1 年の間にパフォーマンス改善、マルチプラットフォームの安定性向上、プラグインやスキンによるカスタマイズ機能なども予定されているので、しばらく Video.js から目が離せないでしょう。コミュニティ メンバーは、プレイリスト、分析、広告といったニーズの高い機能のプラグイン作業に着手しています。
Twitter の @videojs をフォローするか、Video.js ニュースレターに登録して、最新の機能やロードマップを把握しておくことをお勧めします。プロジェクトへの参加をご希望の方は、コントリビューション ガイドをご確認ください。