Brightcove PLAY 2012 オープニングキーノート【PLAY 1日目】

昨年に続き、第 2 回目の開催となった Brightcove PLAY 2012 グローバル カスタマ カンファレンスは、Brightcove COO/President の David Mendels の登壇でスタートしました。


Mendels に続き Brightcove CEO/Chairman の Jeremy Allaire、Adobe 社 Video Monetization VP の Jeremy Helfand 氏、Akamai 社 President/CEO の Paul Sagan 氏が登壇しました。

初日のキーノートセッションでは、コンテンツの重要性に焦点が当てられ、インターネットの大きなトレンドについてディスカッションが行われました。

トリプルメディアに注目が集まって久しいですが、Owned、Earned、Paid の 3 つのメディアのなかで、Owned メディアに対する投資が増加しています。昨今のソーシャルメディアの台頭により Earned メディアに注目が集まりがちですが、Earned メディアでのマーケティングには実はユーザを惹きつけるコンテンツ(動画だけでなく、テキストやイメージなどを含めた広い意味でのコンテンツ)が必要です。魅力的なコンテンツは Owned メディアそのものでもあり、トリプルメディアの中心には Owned メディアがあるという考え方が浸透してきました。そのため、企業はより多くの優良なコンテンツを制作、所有する必要性が高まってきています。

魅力的なコンテンツがもたらすメリットを顕著に表しているケースとして、The Huffington Post の事例が紹介されました。このサイトでは全てのページに動画を挿入したことにより、サイト訪問者の滞在時間が 90% 増加したそうです。

コンテンツの増加と共に、CMS による効率的なコンテンツ管理やソーシャルメディアとの連携が不可欠になっています。
【CMS連携】現在、Video Cloud は、WordPress、Drupal、Sitecore 他主要な CMS と連携を無料で行っており、CMS 経由での動画の管理が簡単になってきています。

【ソーシャル対応】Brightcove は Facebook にホワイトリスト認定されており、Facebook 内でリッチな動画コンテンツの提供が可能です。例えば、Joyus では、自社サイトだけでなく Facebook 内で動画を使ってビデオショッピングをユーザに提供しています。

また、イギリス BBC の Doctor Who では、Facebook ポイントを使っての課金コンテンツの提供を行っています。

続いて、Adobe 社の Jeremy Helfand 氏が登壇し、消費者の動画に対する接し方が変わってきており、今後より動画の市場が広がると説明しました。


その後、Akamai 社の Paul Sagan 氏が登壇しました。


Sagan 氏は、コンテンツ消費者の 3 つの傾向を紹介しました。

  1. 今後はよりプレミアムなコンテンツがオンラインで提供される
  2. リーン・イン、リーン・バックの中間、視聴者がテレビを見ながらモバイルデバイスを使う傾向が強くなる
  3. 世界規模でモバイルメディアが浸透する

その他に、以下のデータを紹介しました。

  1. 新しいコンテンツは、ユーザーエンゲージメントを 50% 上昇させる
  2. プリロール広告は、90% の視聴者に離脱される
  3. 動画のスタートが 2 秒以上かかると、離脱率が 5.5 倍になる

ここで再度 Allaire が登壇し、今後よりコンテンツはアプリ化すると説明しました。また、アプリ化は、スマートフォンだけでなく、タブレット、スマート TV にいたるまで様々なデバイスで浸透するであろうと推測しました。

その中でも Xbox と Apple TV の重要性を述べ、デモを行いました。

Xbox の Manga というアプリケーションでは、暗号化された Apple HLS を使って長編のプレミア動画コンテンツを配信しています。

また、Apple の AirPlay を活用し、視聴者はアプリを使ってタッチデバイスと Apple TV の両方で同時にコンテンツ、インタラクティブなオプション、データを表示させることができると説明しました。

このように、今後はコンテンツの消費形態も増え、よりコンテンツの重要性が増すと考えられます。例えば、HD テレビ上でコンテンツやデータ、表示情報をコントロールすると同時に、iPhone や iPad 上で同期したリッチなコンテンツを表示するアプリの制作が可能になると説明し、初日のキーノートを終えました。