Flash Player 10.2 の新しい動画再生機能: Stage Video

Adobe から Flash Player 最新バージョン 10.2 が公開されました。これまでコードネーム Square としてAdobe Lab で公開されていたFlash Player 10.2 には様々な新機能が搭載されていますが、Brightcove的に注目しているのは Stage Video と呼ばれている、新しいビデオ再生機能です。Stage Video についての詳細な内容は上條先生の秀逸なエントリー(「Stage Video(Flash Player の新しいビデオ再生機能)について」、「StageVideoクラス(Flash Player の新しいビデオクラス)」、「StageVideoクラス(Flash Player の新しいビデオクラス)のつづき」)をご覧いただくとして、一言で現すと、「Stage Video はハードウェアアクセラレーションを使い、CPUの占有率、メモリ消費量が削減され、動画再生のパフォーマンスがさらに向上する」というものです。早速 Stage Video のパフォーマンスを検証してみました。

FP10.2 のリリースと共に、Brightcoveでも Stage Videoをいち早くサポートし、今後製品に取り込んでいくことを表明いたしました。FP10.2 の新しい Stage Video API を使って動画再生のパフォーマンスを検証してみました。Stege Video を使った動画再生ではCPUの負荷が65%も軽減されたケースも出ています。

OS グラフィックカード CPU StageVideoあり
(average / low / high)
CPU StageVideoなし
(average / low / high)
OS X NVIDIA GeForce 320M 15% / 11.2% / 17.5% 42% / 37.2%/ 45.2%
OS X NVIDIA GeForce 9600M GT 25% / 22.0% / 30.0% 30% / 28.0% / 37.5%
Windows 7 NVIDIA NVS 3100M 15% / 12.0% / 18.6% 29% / 23.3% / 33.8%
Windows XP NVIDIA Quadro NVS 290 6% / 4% / 10.0% 14% / 11.0% / 20.0%

今回のテストに使用したのはこちらのプレーヤ、Stage Video API(上)とそうでないプレーヤ(下)です。フルスクリーンでご覧いただくとCPU負荷の違いが顕著に現れます。高ビットレートの動画を配信し、特にフルスクリーンでスムーズな動画再生を可能にするStage Videoはモバイル・スマートフォンデバイスではより顕著な違いが出るのではないかと期待しています。