Brightcove 5.2 リリース Apple HTTP Streaming サポート

先週末行われた Brightcove 5.2 リリースでApple HTTP Streaming がサポートされました。Apple HTTP Streaming とは Apple が提唱する HTTP プロトコルを使った動画・音声のストリーミング方式です。iOS用ネイティブアプリケーション内での動画配信だけでなく、HTML5を用いたiOSデバイス向け動画配信でも推奨されるストリーミング方式で、プログレッシブダウンロードより効率的に高画質な動画の視聴が可能になるものです。Apple HTTP Streaming ではアダプティブストリーミングもサポートされているため、ユーザの回線接続環境にしたがって最適なビットレートの動画が配信されます。

Brightcove プラットフォームでは Apple HTTP Streaming へのトランスコーディングをサポートし、アップロードされた動画をこのフォーマットでエンコードすることができるようになりました。iOSデバイス向けに動画配信を行っている場合はApple HTTP Streamingでの配信を行うことでユーザのネット接続環境(公衆回線なのかWiFi接続なのかなど)により最適なクオリティの動画を配信し、快適な動画視聴体験を提供することが可能になりました。

Apple HTTP Streaming はProfessional エディション以上のユーザでお使いいただけます。現在はApple HTTP Streaming でエンコーディングするためには、トランスコード設定から Apple HTTP Streaming のエンコーディング設定を追加する必要があります。

Brightcoveスタジオにログイン後、アカウント設定からトランスコード設定へ行きます。「レンディションを追加」ボタンをクリックし、以下の4つのレンディションを追加します。

コーデック プロファイル 動画ビットレート 音声ビットレート 高さ 動画コンテナ フレームレート キーフレームレート ビットレートタイプ 2パス 音声のみ
H.264 H264_BASE 96 64 50 50 M2TS ソース 2 VBR No Yes
H.264 H264_BASE 96 64 400 224 M2TS 15 2 CBR Yes No
H.264 H264_BASE 256 64 400 224 M2TS 15 2 CBR Yes No
H.264 H264_BASE 800 64 640 360 M2TS 15 2 CBR Yes No

最初の50x50(幅 x 高さ)のレンディションは音声のみのレンディションで、回線が非常に細い場合でも音声のストリーミングだけでも行われるようAppleによる推奨レンディションです。設定後新しくアップロードされた動画はこの4つの設定に従って Apple HTTP Streaming 用レンディションが自動的に生成されるようになります。デフォルトのレンディションをそのままお使いの場合、合計で10本のレンディションが生成されることになります。

現在 Apple HTTP Streaming レンディションは Brightcove App SDK for iOS を使った iOS 用ネイティブアプリケーションで利用できます。近日中にHTML5のスマートプレーヤでも Apple HTTP Streaming のレンディションを優先的に利用出来るようマイナーアップデートを行う予定です。プレーヤの設定など変更せず、Apple HTTP Streaming 用のレンディションが生成されていればそちらを使うようになります。