ソーシャルメディアの可能性・Facebook Like ボタンプレーヤ

Facebookのカンファレンスf8で発表された3つのツール、Social Plugin, Open Graph, Graph API。ソーシャルメディアの雄Facebookの戦略的な発表だけに多くの注目が集まりました。FacebookパートナーであるBrightcove は、f8のカンファレンスで発表されたOpen GraphやSocial Pluginをいち早くサポート、Brightcoveの動画プレーヤを拡張するSocial Pluginやリコメンデーションプレーヤコンポーネントを発表しました。

スクリーンショット(↑)ではBrightcoveの動画プレーヤにFacebookのSocial Plugin を使った Likeボタンが実装されています。BEML (Brightcove Experience Markup Language) を使い、簡単にプレーヤにLikeボタンを実装することが出来ます。Like ボタンをクリックするとFacebookのRecent Activity のところに”Like”したコンテンツとして表示され、自分の友人に公開することが出来ます。
Facebook Like ボタンの実装の方法は、ヘルプドキュメント、Facebook Open Graph Social Plugins プレーヤコンポーネントをご覧下さい。

Likeボタンを押すと・・・

Likeボタンをプレーヤの一部として実装出来ることには非常に大きな意味があります。プレーヤが口コミでブログに貼り付けられたり、 TwitterにURLが貼り付けられたりと、公開サイト以外で動画が共有される場合、プレーヤに実装されている機能も一緒に共有されるからです。動画の共有=動画プレーヤの共有であり、そこに仕込まれている様々な「しかけ」も一緒に共有されることが、口コミの連鎖を作って行くには重要です。

例えば、この(↓)プレーヤ、Thomas Pink という英国のリテール、コマース企業によって作られている動画プレーヤですが、動画再生時に登場人物が着用しているワイシャツが右側に表示され、そこから直接購入出来るようになっています。動画を共有(Twitterでリンクを貼り付けたり、Facebookに貼り付けたり、Blogに埋め込んだり・・・)した場合も動画だけでなく、プレーヤも共有されるため、自社のサイトで動画が再生されなくても、自分のサイトで販売している製品のプロモーションが可能です。「しかけ」は動画ファイルにあるのではなく、動画を再生しているプレーヤに入っているので、動画を共有した際にプレーヤが共有される、ということが非常に重要になります。ブログに埋め込まれたプレーヤをまた別のユーザが共有した場合、同じく商品購入の「しかけ」が共有されていきます。

Thomas Pink のコマース動画プレーヤ

Thomas Pink の動画プレーヤが Facebook に埋め込まれると・・・

Thomas Pinkの商品購入に誘導するプレーヤにしろ、バイラルを促進するFacebookのLikeボタンにしろ、動画プレーヤからいかなる共有方法を使って別のユーザに伝えられても、動画だけでなく機能も共有されています。動画を流すだけでなくそこからユーザのアクションを捕まえる手段を提供することがマーケティングには必要不可欠です。

ソーシャルメディアの台頭により、自社のサイトにユーザを集めるこれまでのインターネットマーケティング手法に加え、既に人が集まるところにプロモーションのしかけを配信していく手法に注目が集まっています。効率的なバイラルが期待できるソーシャルメディアで動画が共有されたとき、ユーザをサイトや購入へ誘導する「しかけ」も一緒に連れて行けるかどうかがソーシャルメディアでの動画マーケティング成功の鍵になるでしょう。