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ANA は動画配信を拡大し、オペレーションコストも 33% 削減

全日本空輸株式会社(以下、ANA)では、国内外の幅広い顧客とのエンゲージメントの強化に動画を活用しています。テレビ CM や機内番組からデジタル広告、マーケティング キャンペーンにいたるまで、販促やブランディング、手順説明など目的に応じた動画コンテンツを提供しています。

「公式サイト『ANA SKY WEB』に視聴者を呼び込み、最終的には、情報を入手していただいたり、ご購入いただくきっかけとして活用しています」と語るのは、マーケティング室 マーケットコミュニケーション部 デジタルマーケティングチームの西村健氏。「国内の航空券はほぼ 9 割がサイトで直接購入されており、動画はサイトにお客様を誘導するのにとても役立っています。」日本のエアラインとしては収益も乗客数も最大級である ANA は、国際線 83 本、国内線 116 本を運行しています。

しかし、ANA が動画活用を拡大するにつれ、配信の管理や視聴品質の確保にかかるコストも増大していました。動画の制作および配信には多数の部署や外部企業が関わっていました。機内番組やエンターテインメント関連を担当する部署があり、マーケティングチームではブランド認知向上やリード生成、EC 販促のための動画を制作します。入国書類の書き方などの "How-to" 動画は、CA が属する本部など社内でも多岐に渡った部門が担当しています。

「パートナー企業や動画の素材がバラバラに散っていました。各動画について、所有する部署や制作したグループ、ANA のシステムや運営管理の担当などとやりとりする必要がありました」と西村氏は言います。「動画の運用管理を社外に委託してたためオペレーションが煩雑で、余計な時間やコストがかかっており、これらの課題を解決する必要がありました。」

ANA は高画質を担保しつつ効率化でき、コスト削減とパフォーマンス強化を両立するソリューションを模索し、ブライトコーブのオンライン動画プラットフォームを選択。これが ANA の動画コンテンツの配信に根本的な変化をもたらしました。

複数の部署にひとつのプラットフォーム

「ブライトコーブを導入することによって一元管理できるようになったことは大きなメリットのひとつです」と西村氏。「キャンペーンごとに異なるパートナー企業と行っていた動画のアップロードが簡単になりました。複数の部署が動画を制作する状況は変わっていませんが、現在は全動画をブライトコーブのプラットフォームを使って配信しています。プロセスが簡略化され、かつ高品質な動画を提供できています。」

ブライトコーブのソリューションは、動画活用の初期フェーズから、運用、効果測定、データの再利用までをより簡単に実現します。西村氏は続けます。「動画を受け取ってからアップロードするまでのプロセスが非常に効率的です。結果として、オペレーションコストも最大で 3 割近く削減できました。アップロードするまでの必要日数が半減したのも、大きなメリットです。ワークフローが簡略化され、楽になりました。」

オペレーションコストを 3 割削減

「ブライトコーブの導入により、動画素材のコーディングなどの時間のかかる作業を削減することができました。こちらは動画をアップロードするだけで、ブライトコーブのプラットフォームがエンコードしてくれます。品質はとてもいいです。」と西村氏はさらに述べます。「お客様の視聴環境に合わせた画質に自動的に最適化されるので、視聴者側のストレスも軽減されます。」

ブライトコーブのオンライン動画プラットフォームでは、モバイルやソーシャルメディア、Apple TV などへも配信が可能です。「これまでは、動画というと特別なもののような概念がありましたが、ブライトコーブを導入することで、生の素材をそのままアップロードするだけで非常に簡単に配信できるようになりました。」

「ブライトコーブの動画配信のワークフローは非常にシンプルです。高画質かつ遅延のない、快適な視聴ができるオンライン動画プラットフォームです。また、視聴データの収集、分析を行って、お客様の反応や行動を把握することができます。」

ビジネス決定に役立つ分析機能

ANA にとって、ブライトコーブのプラットフォームにおける分析ツールも大きなメリットのひとつです。「以前は、動画をサイトに掲載したら終わりでしたが、今では視聴分析の数字に基づいて次の施策を計画します。これまではできなかったことです。」

これまで、新しい CM を公開したり、動画を活用したキャンペーンを行った際、ANA 公式サイトへのトラフィックの増加を確認してはいました。しかし、動画を見て来たのか、他のコンテンツページからの流入かなど、その具体的な理由までは分かりかねていました。サイト分析ツールでページ単位での確認はできたものの、動画の視聴回数までは把握できませんでした。

ブライトコーブの導入により、動画のユニーク視聴回数や視聴時間、国別の視聴数なども確認することができます。「導入前までは、ざっくりとしか分かりませんでしたが、それがしっかりした数字になって可視化できるようになりました」と西村氏は述べます。「見られる動画、見られない動画が一目瞭然です。これまで仮説止まりだったものが、裏付けまで得られるようになりました。」

「社内でも、動画を使いたいという声が増えてきました。今後の用途も拡大するのではないかと感じています。」

西村氏はこう結論づけた。「ブライトコーブでメディアを配信し始めてから、何の問題もなくスムーズに動画を見ていただくことができています。もはやサイト運営には欠かせないインフラ プラットフォームです。」

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